naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

バーンスタイン没後20年

mixiのバーンスタインコミュの書き込みで気がついた。

今日10月14日は、バーンスタインの命日だ。

1990年逝去だから、今年は没後20年になる。

もうそんなに経つんだなあ。

バーンスタインの訃報は、確か朝日新聞の朝刊の記事で知ったと思う。1面だったと記憶する。

バーンスタインは、クライバー小澤征爾と並んで、私のアイドルだったから、あの時はショックだった。

その少し前に、彼が演奏活動からは引退し、今後は作曲と教育に専念するという報道があった。
指揮をやめるという話は衝撃ではあったが、別の活動にシフトするということだったので、まさかすぐに死んでしまうとは想像もしていなかった。
それからいくらも経たない内の訃報には、大変びっくりした。

カラヤンが亡くなったのが前年の1989年。

バーンスタインカラヤンより10歳年下なので、カラヤン亡きクラシック音楽界を、もう10年くらいはバーンスタインがひっぱっていくものと思っていた。

72歳での逝去は、指揮者としては早死にだが、後々考えてみれば、バーンスタインは、チェーンスモーカーで大酒飲みだった。長生きするには不摂生が過ぎたから仕方がなかったのだろう。

93年、労働組合で仕事をしていた時に、出張でニューヨークに行く機会があった。

空き時間に、カーネギー・ホールに行き、リンカーン・センターに行った。エヴリー・フィッシャー・ホールをのぞき、メトロポリタン歌劇場のショップで、バーンスタイン指揮の「カルメン」と「フィデリオ」のディスクを買った。
街中に、「LEONARD BERNSTEIN PLACE」という標識がある(ブロードウェイとW65番ストリートの交差点)と聞いていたので、歩き回ってそれを探し当てた時は、本当に嬉しかった。

市内観光のバスで、バーンスタインが亡くなった、ダコダ・ハウスの前も通った。
(ジョン・レノンが射殺された場所でもある)

懐かしい思い出だ。

ところで、「レコード芸術」では、今年、没後20年の特集をまだ組んでくれていない。
今度出る11月号の特集は、前号の予告によると別のものだ。12月号でやってくれるんだろうか。
カラヤンの場合、没後10年、15年でそれぞれ特集しており、この扱いの差に対する不満は、ここ10年来、積み重なっているのだが・・・。

NHKは、教育テレビとBSハイビジョンで番組を組んでくれており、そちらは楽しみに観ている。

明日は、通勤の際に、何かバーンスタインの音源を聴こう。