今日30日(土)から、日本シリーズが開幕。
台風の影響で中止も危ぶまれた第1戦は無事に行われ、5-2でマリーンズが先勝。
しかし、マリーンズとは、何というチームなのだろう。
ふりかえってみよう。
まず、過去記事を引用する。
今季のパ・リーグがいかに僅差の接戦だったかを書いた記事だ。
> そしてパ・リーグ。
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> 1位 福岡ソフトバンク 76勝63敗5分 .547
> 2位 埼玉西武 78勝65敗1分 .545 ゲーム差0
> 3位 千葉ロッテ 75勝67敗2分 .528 ゲーム差2.5
> 4位 北海道日本ハム 74勝67敗3分 .525 ゲーム差0.5
>
> ここでも、1位と2位のゲーム差は0。
>
> また、何と言っても、クライマックスシリーズを賭けた3位争いだ。これもまさに星一つの差。
> 日本ハムの引き分けのどれか1つが勝ちだったら、まったく同率になる(但し、その場合、規
> 定により両チームの対戦成績で勝ち越したロッテがクライマックスシリーズ進出となるが)。
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> 1位 福岡ソフトバンク 76勝63敗5分 .547
> 2位 埼玉西武 78勝65敗1分 .545 ゲーム差0
> 3位 千葉ロッテ 75勝67敗2分 .528 ゲーム差2.5
> 4位 北海道日本ハム 74勝67敗3分 .525 ゲーム差0.5
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> ここでも、1位と2位のゲーム差は0。
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> また、何と言っても、クライマックスシリーズを賭けた3位争いだ。これもまさに星一つの差。
> 日本ハムの引き分けのどれか1つが勝ちだったら、まったく同率になる(但し、その場合、規
> 定により両チームの対戦成績で勝ち越したロッテがクライマックスシリーズ進出となるが)。
そう、今季のマリーンズは、「辛うじてクライマックスシリーズに進出したチーム」だったのだ。
ファイターズが全日程を終えた時点で、マリーンズは2試合を残していた。
その2試合に連勝して、3位を決めた。1勝1敗だったら、4位だったのだ。
その2試合に連勝して、3位を決めた。1勝1敗だったら、4位だったのだ。
そして、クライマックスシリーズのファーストステージ、優勝チームにゲーム差なしだったライオンズに2連勝。
さらにファイナルステージでは、第3戦で王手をかけられながら、そこから3連勝で日本シリーズ進出を決めた。
で、今日の日本シリーズ第1戦だ。
これはすごい。
それを考えても、このポストシーズン、すべてビジターでのマリーンズのこの経緯は神がかりとしか言えない。
ポストシーズンの短期決戦に強いチームなんだねえ。
明日第2戦の勝敗にかかわらず、千葉に戻ってきての戦いとなれば、これは本当に、ひょっとすればマリーンズ日本一の可能性も出てくる。
これまで書いてきたように、公式戦3位のチーム、それも上記の通り、もともとクライマックスシリーズにさえ、辛うじて勝ち上がったチームが日本一、ということへの違和感はある。
現行のポストシーズンの制度への議論もまた沸騰するだろう。
しかし、今季のマリーンズに限って言えば、そういうチームが、ポストシーズンで神がかり的な強さを発揮して日本一を勝ち取ることも、ドラマとしては、まあ面白い、と言えるかもしれない。
そこまで行けば、ね。