オーストリア人のゲオルク・シュトラッカ氏。
来日公演休演日の昨3日(水)に富士登山。9合目付近から滑落したとのこと。
瞬間、思い出すのは、同じウィーン・フィルの名コンサート・マスター、ゲアハルト・ヘッツェル氏のことだ。
ヘッツェル氏も、1992年に登山中の滑落で急逝した。演奏に大切な指をかばうことを優先して頭を打ち、亡くなったと聞く。
シュトラッカ氏もきっと山が好きで、日本に公演に行くなら、フジヤマに登りたい、と楽しみにしていたのだろう。
前に書いたが、私のオケでも、先日、団員が不慮の事故で亡くなった。
彼は留学先での事故。
シュトラッカ氏は出張公演先での事故。
客死という共通点。
シュトラッカ氏は出張公演先での事故。
客死という共通点。
そして、偶然の一致だが、同じコントラバス奏者。
ウィーン・フィルと我々のオケでは、オケとしてはもちろん比べものにもならないものの、亡くなった命の重さは同じ。そして、仲間を失った悲しみも同じだ。
ご冥福をお祈りします。