今年は、フルトヴェングラー生誕125周年なのだそうだ。
EMIから、その記念企画として、SACDハイブリッド盤が、1月と2月で19点発売される。
私も、多くのクラシックファン同様、クラシックを聴き始めた高校時代から大学くらいまでは、フルトヴェングラーに没頭し、新発見のライブ音源など、新しいレコードが出れば買い集めたものだが、やはり録音の貧しさは気になり、近年はめったに聴かなくなっていた。
特にスタジオ録音のものは、かつて聴いた時の記憶よりはずっと良好な音質に感じられて驚いた。
この新リマスター盤、1枚3,300円と、旧譜の再発売としては高い。
特に7番は、今回のリマスターに際して、未使用のテープが発見され、それを使っているとのことなので、必須と思った。
(ちなみに、この2枚は、クラシックCDとしては異例の、オリコンチャートインを果たしたそうだ)
そんなところへ、いつも見ているクラシックCDのサイトで、新しい情報を得た。
それが、2枚目と3枚目の画像の輸入盤ボックス、「WILHELM FURTWANGLER THE GREAT EMI RECORDINGS」だ。
このボックス、実に21枚組というボリューム。
国内盤のリマスター盤を2枚は買おうと思っていた。つまり6,600円だ。
ところが、それと同一音源のものを含む21枚組がそれより安い!
それらは新リマスターではないにせよ、ほしかった3曲よりも安い値段でこのボックスを買えばついてくる、要するにオマケと考えれば、どうしたって、こっちを買う方がいい、いや、買うべきだ。
ということで、買いました。
本当に、最近のこうした輸入盤ボックスの値段というのは、破格という他はない。
フルトヴェングラーからは、久しく遠ざかっていた私だが、この21枚、少しずつでも聴いていきたい。