naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

忘れ物の鳥肌

皆さん、どこかに忘れ物をしたのに気がついて、ひえ~、と、全身にぞわぞわ鳥肌が立つような寒気を感じたことってありませんか。

私は、もう昔のことですが、3つおぼえてることがあります。

その内2つが、秋葉原石丸電気がらみです。
先日、石丸電気のレコード売場の衰退を嘆いたところでもあるので、書きます。

一つ目。

高校、確か3年の時。

休みの日に東京に行き、石丸電気(たぶん2号店)でレコードを色々見ました。たぶん何か買って帰ったと思います。

当時、ほしいレコードなどを大学ノートにあれこれ書く習慣があり、この時もそのノートを持って行って、色々見ました。

そのノートを忘れてきたのでした。

LPレコードをご存知の世代ならおわかりでしょうが、レコード店の商品陳列棚というのは、今、CDだと書店の本のように手前から向こうへおさめる形であるのと違って、ジャケット面を手前にして、上から下方向におさめる形でした。

ある列のレコードをあれこれひっぱり出しながら見ている時に、ノートを脇の列に置くことができたんですね。

で、そのまま置いてきてしまった、と。

気がついたのは、木更津に帰ってきて、もう夜になってから。

まさに、ひえ~、と鳥肌が立ちました。

だって、木更津と秋葉原。明日おいそれと取りに行ける場所でないから。

母に話して取りに行ってもらいました。自分で行けなかったんだから、たぶん夏休みとかじゃなかったんだろうな。

そのノートには、母に見られたら困ることも書いてあって、取りに行ってもらう立場なのに、絶対に中は見ないで持ち帰ってくれと頼んだおぼえがあります。

二つ目。

これは大学時代。たぶん1年生の時。

石丸電気で買った、小澤(征爾)さんの「第九」(ニュー・フィルハーモニア管、2枚組)のレコードが針飛び(これもLPレコードの世代でないとわかりませんね)がするので、持って行って交換してもらおうと、中央線快速に乗りました。

で、その時に、そのレコードを棚に乗せた。

三鷹で特別快速の追い抜きがあったので、速く着いた方がいいや、とその特別快速に乗り換えてお茶の水まで行き、黄色い電車に乗り換えて、秋葉原へ。

改札を出て、秋葉原の電気街口に出たところで、「さて、俺、何しに来たんだっけ」。

その時、手ぶらでした。

ひえ~。

交換してもらうはずのレコード、三鷹で乗り換える時に、快速の棚に乗せたまま、空身で特別快速に乗り換えてしまった・・・。

一瞬、途方にくれましたが、そうか、快速の方が後から運転してるんだから、行ってみればいいんだ、と気がつき、急いで秋葉原から電車に乗って東京駅へ。

中央快速のホームに行って、到着している電車の棚をさがしてみたら、ありました・・・。

以上2つ、石丸電気がらみの思い出。

3つ目。これはたぶん87年頃だったかな、とにかく20年以上前の話。京葉線が全通する前だったと思います。

今いるのと同じ本社勤務でした。

本社の会議室で、営業互恵の紳士服販売があり、スーツを買いました。

そのスーツを持って帰宅。どういう事情か忘れましたが、総武快速でなく、銚子方面へ行く特急に乗って千葉まで帰ってきました。

で、買ったスーツを棚に乗せて(またかよ)、そのまま帰ってきてしまったわけです。

これも、帰宅してしばらくしてから、そう言えば、今日、スーツ・・・と、ふと思い出して、ひえ~・・・。

これは、妻に話すの、恥ずかしかった・・・。

JRに電話して、後日、千葉駅まで取りに行ったと記憶します。

2つ目と3つ目に共通するのは、棚に乗せて忘れたこと。

特に、3つ目のスーツは、その時だけ持って歩いていたスーツを棚に乗せ、普段持っている鞄は膝に乗せて座っていたのがまずかった・・・。

これは大きな教訓になり、以後、今日まで、「その時だけ持っているもの」を棚に乗せる時は、鞄も一緒に棚に乗せるようにしています。