今日の朝刊と、ネットのニュースで、フィラデルフィア管弦楽団が、破産法の適用を申請したことを知った。
近年は、聴衆の動員が激減し、興行収入の減少から資金難に陥っていたという。
アメリカの主要オケが経営破綻するのは初めてなのだそうだ。
驚いた。
田舎の名もないオーケストラではない。
フィラデルフィアと言えば、アメリカのメジャーオケの中でも、ビッグ5の一角を占める存在だ。
ストコフスキー、オーマンディ、ムーティ、サヴァリッシュ・・・。
私も実演こそ聴いたことはないが、レコードでは色々聴いてきた。
レヴァインが指揮したマーラーの5番などは、数多いこの曲のレコードの中で、最高の名演だと思っている。
昨年の4月には、主席指揮者であるデュトワが率いて来日公演を行っている。
そんな名門が、経営破綻するとは・・・。
当面、演奏会は予定通り行うようだが、この先どうなるのだろう。
たまたま、3日前、集英社新書の新刊、「オーケストラ大国アメリカ」(山田真一著)を買った。
まだちゃんとは読んでいないのだが、第2章に、ストコフスキーとフィラデルフィアについての記述がある。
近く読もう。