naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

鳥居大輔ピアノリサイタル

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昨14日(金)、鳥居大輔ピアノリサイタルを聴きに行った。

会社の別部署の女子社員からの紹介。彼女は鳥居氏にピアノを習っているのだそうだ。

夕方からの会議が長引き、終わったのが18時半過ぎ。開演は19時。

会社を出て、タクシーを拾って王子ホールに向かう。10分足らずで無事到着。
J列6番・7番。

●鳥居大輔ピアノリサイタル

  日 時 2011年10月14日(金) 19:00開演
  会 場 王子ホール
  曲 目 ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」
       シューベルト ピアノ・ソナタ第20番イ長調
       ショパン バラード第1番ト短調
       ショパン バラード第4番ヘ短調
       リスト ピアノ・ソナタロ短調
       [アンコール]ショパン 夜想曲第2番変ホ長調

しかし、長いプログラムだ。通常なら、シューベルトとリストのソナタは、どちらか1曲でいいのではないか、と思った。

女性の司会者のMC付き。

鳥居氏の演奏を聴くのは初めて。ピアノはスタインウェイ

そのMCによると、冒頭の「悲愴」を彼が初めて弾いたのは小学校5年の時だそうだ。

ちょっと、先を急いでいる演奏、という印象。
音楽の局面が変わるところで、ためがほしい気がするのだが、常にストレート。
個人的には、聴いていて音楽と一緒に呼吸ができない、という感じだった。

次のシューベルトは、MCによると、彼が今回のリサイタルを企画するにあたって、まず弾きたい曲だったとのこと。

個人的には、このソナタを生で聴くのは初めてだ。

1楽章は、シューベルトらしい転調が楽しめる。第2主題の方が目立つ音楽に感じられる。
2楽章の憂愁もシューベルトならでは。
3楽章のメロディの一部が、ショパン変ホ長調のワルツによく似ていると思った。
終楽章は旋律美がきわだつ音楽だが、ちょっと長いかな。事前の予習にウォークマンで聴き流している時には思わなかったことだが。

このソナタでも、楽章の間が短い気がした。

休憩後は、ショパンのバラード2曲。

このショパンは、踏み外さない、ていねいな、端正な演奏という印象。

シューベルトソナタの後で聴くと、「ピアノでなければならない音楽」という点では、やはりショパンだな、と感じた。
「ピアノから引き出しているもの」の質量の違い、というか。

そして、最後のリストのソナタ

これも、ピアノでなければならない音楽だが、ショパンとはだいぶ違うと感じた。
リストの場合は、何か、オーケストラの音が聞こえてくるような気がする。

美しいが、苦味もある音楽。ショパンとの違いを感じさせられるのはそこかもしれない。

ダイナミックでブリリアントな演奏だった。
左手が力強い。

曲が終わった時のフライング気味の拍手(一人だけ)が、非常に残念だった。

アンコールは、ショパンの作品9-2。
直前のリストとは一転して、バラードと同じ印象のショパンだった。