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13日目の優勝決定

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白鵬琴欧洲を下して、二番手に星3つの差をつけたため、13日目での優勝が決まった。

昨日のスポニチに、12日目、13日目での優勝決定(15日制)の一覧が載っていた(画像)。

1939年夏場所双葉山以来、今場所の白鵬で22例目。

思っていたより少ない。もっとあったかと思ったが、驚いた。

32回優勝した大鵬で1回しかなく、北の湖も1回。北の湖のその1回は、生涯最後の優勝、晩年の不振時期の中での復活優勝だった。

貴乃花、曙も1回。朝青龍でも2回。

千代の富士は4回で最多。

そして、今回の白鵬が3回目。

まあ、思ってみれば、これは優勝力士本人の力量というよりは、優勝争いの展開の産物だ。
13日目終了時点で、追いかける力士との間で星3つの差がつくことが条件なのだから、要は、「周囲がだらしない場所」ということになる。

その力士の生涯優勝回数とは必ずしも比例しないわけだ。

上記双葉山だけが12日目に優勝を決めているというので、ネット検索で調べてみた。

そうしたら、東正横綱双葉山は12日目で全勝。次点は、西正横綱男女ノ川、東前頭4枚目の安藝ノ海、東前頭14枚目の松ノ里、西前頭15枚目の照國で、9勝3敗。
あれ、星4つの差じゃないの?
これは、まだ優勝決定戦制度ができる前で、同成績の場合は、上位力士が優勝とされていた時代だからのようだ。
つまり、12日目時点で、双葉山全勝、男女ノ川2敗なら、残り3日を双葉山が全敗し、男女ノ川が全勝すれば、星数で男女ノ川が上回って優勝するが、その可能性がなくなったことで、優勝決定となったものと思われる。

双葉山は、前場所に、あの69連勝がストップしている。気持ちを切り替えての優勝を、その後も勝ち続けて全勝でしめくくっている。

13日目に優勝を決めているのは、大方がさすがに横綱だが、大関以下もいる。

1969年九州の北の富士1984年名古屋の若嶋津、2002年九州の朝青龍

そしてひときわ目を引くのが、1991年名古屋の琴富士。平幕優勝だ。
平幕優勝自体が稀なことだが、加えて13日目に優勝を決める、というのは、今後もなかなか考えられない記録だろう。

この場所、上位力士は何をしていたんだ? という感じだが、横綱は3人。
旭富士が8勝7敗、北勝海が9勝6敗、大乃国が場所途中で引退。
これじゃ仕方がないか。
大関は2人。小錦12勝3敗、霧島10勝5敗。
小錦=琴富士戦は12日目に組まれていて、琴富士が勝っている。これが13日目優勝決定のポイントとなった。
後の貴乃花貴花田は、小結で11勝4敗。14日目に、優勝した琴富士に唯一の土をつけているものの、他の下位力士に星を落としたこともあって、届かなかった。
貴花田の初優勝は、この3場所後。やはり平幕優勝だった。

13日目の優勝決定は、全勝や14勝1敗が多いが、唯一、1973年九州の輪島が12勝止まり。
初日から全勝で独走の輪島は、12日目に大関貴ノ花と対戦。勝って全勝を守ったものの、前哨戦の突っ張り合いの中で、指の付け根を裂傷した。
翌13日目は出場したものの、横綱北の富士戦は相撲にならず、完敗。この時点で、次点の横綱琴櫻、関脇北の湖、平幕の富士櫻、黒姫山が4敗のため、星3つの差で優勝が決まった。
輪島は翌日から休場。千秋楽の表彰式には、休場力士が出てきて賜杯を受け取るという異例の事態となった。
(優勝力士の休場は、その後、1989年3月場所の千代の富士がある)

さて、昨日の白鵬琴欧洲の思いの外の奮闘に苦しんだものの、最後は反り技のような格好からの豪快な下手投げで優勝を決めた。

こうなれば、この優勝を値打ちあるものとすべく、是非とも全勝で飾ってほしいものだ。
全勝優勝すれば、通算9回目、双葉山大鵬を抜いて歴代単独1位となる。

※関連の過去記事 「全勝優勝率」
    http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/61462219.html