naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ランチタイムの非分煙

会社には社員食堂があるが、銀行や郵便局に用がある時など、用事のついでに社外の飲食店で昼食をとることも少なくない。

京橋、日本橋、八丁堀、といったあたりの店になるのだが、分煙措置を講じていないケースが、決して少なくないのに驚く。

そういう店では、すべてのテーブルに、当たり前に灰皿が置かれている。

かつて喫煙していた自分にもおぼえがあるが、食事の後の一服というのはうまいものだ。
だから、料理を食べ終わったサラリーマンの一群が、食べたんなら出ればいいのにと思うこちらをよそに、揃って煙草を取り出して火を点け、しばし談笑する、なんていう場面によく遭う。

狭くて、喫煙席、禁煙席を区別する、空間的分煙がしにくい場合であっても、ランチタイムは禁煙とする、時間的分煙くらいはやってほしいものだと思うのだが。

今どきの東京なのに、と思う。

タクシーも見事に全面禁煙になり、路上の吸い殻ポイ捨ても禁止となっていながら、決して一部とは言えない数の飲食店で、旧態依然の状況があるとは・・・。

店の経営者は、健康増進法を知らないのだろうか。

健康増進法は、第25条で、受動喫煙の防止を定めている。

   第二節 受動喫煙の防止

   第二十五条 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、
           事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する
           施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙
           (室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸
           わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるよ
           うに努めなければならない。

そういう法律があるのを知らないんですか、と言ってやりたくなることもある。

ただ、いかんせん、現状では努力義務だ。当然罰則もない。

だから、法律を知らなくて、というのでなく、それを知った上で、分煙をしていないケースもあろう。

仮に保健所に通報したとしても、指導で終わりなんだろうな。

そういう店には行かなきゃいいじゃないか、という意見もあるかもしれない。

基本、そうしている。初めて入った店が分煙でなければ、もう行かない、と。

しかし、中には、料理自体はおいしくて食べたい、という店もあるんだよねえ。
私の場合、昭和通りにあるKという中華料理屋などがそうだ。

そこのおいしい料理が食べたいのに、喫煙する客がイヤだから行けない、というのは、機会均等を侵されているような気がするな。

こちらは、喫煙の機会均等を侵す気はないんだけど。ランチタイムはやめてくれ、って言ってるだけでね。

何とかならんものかな。