naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~午前はパート練習、午後は初めての先生の合奏

イメージ 1

イメージ 2

     パート練習の部屋からは、東京スカイツリーが見えました
     新浦安駅の改札には、今年も雛人形が飾られました



午前はパート練習


日 時 : 2012年1月29日(日) 9:00~12:00
場 所 : 市内公民館視聴覚室
指 導 : 自主練
内 容 : パート練習
曲 目 : ロメジュリ皇帝円舞曲
弦人数 : 0・0・3・0・0
弓の毛 : 無事

今日29日(日)、午前は、先週に引き続いてパート練習

集まれる人だけ、の自主練だ。

チャイコフスキー「ロメオとジュリエット」を中心にやった。

音符の確認が中心。

ボウイングは既に決まっているので、細かい音符のフィンガリングの検討をした。

量は消化できなかったが、各自個人練習に持ち帰れるものができて、有意義だったかと思う。

本番までの間に、何度か続けていきたい。

午後は合奏


日 時 : 2012年1月29日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : トレーナーS先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ブラ3(2・3楽章)、ロメジュリ皇帝円舞曲
弦人数 : 6・7・3・8・2
弓の毛 : 無事

午後の合奏は、トレーナーのS先生の指導。

S先生は、昨年、管分奏の指導をしていただいている方だが、合奏は初めてなので、弦のメンバーは初対面という人が多い。私も初めてお目にかかった。

東京藝大の大学院の講師のかたわら、アマチュアの指導もされているとのこと。
また、「レコード芸術」誌の月評子であったり、「N響アワー」にも出演されるなど、メディアでも活躍されている。

そのS先生の指導で、まず、ブラームスの3番の2楽章と3楽章。

解釈には立ち入らず、曲の構成、構造などについて話をしたい、ブラームスチャイコフスキーも、楽譜の中に「暗号」を埋め込んでいるので、そうした話もしたい、とおっしゃって始められた。

まず、この3番の1楽章冒頭2小節の、F-As-Fのモットーが、その後もあちこちに出てくるというお話。

今日の合奏の最初にやった2楽章でも、冒頭のクラのメロディーの後半、それを受けるヴィオラ以下のフレーズ、いずれもそのモットーの変形である、と。

また、楽章後半に出てくる、弦の16分音符の分散和音は、「十字架音型」と呼ばれるもので、ここからトロンボーンが加わることと併せて、ブラームスとしては、ここに「死」のイメージを書き込んだのだそうだ。

2楽章は、我々がこれまでやってきたのよりもだいぶ遅いテンポ。
新しい指導者のテンポに合わせて演奏できるかどうか、というのは、長くお世話になっている矢澤定明先生がよくおっしゃる「オケの性能」が問われる部分だ。

途中途中、かなり細かく止めて、色々話をされながらの返し練習だったので、いつもの合奏よりは、演奏する時間のトータルは短かったかもしれない。

3楽章では、ドヴォルザークの8番の3楽章のスコア(1ページ目)のコピーが配られた。

「皆さんは、このブラームスの3楽章は、ゆっくりした3拍子のイメージがあるでしょうが、実は、ドヴォルザークの8番の3楽章と同じ、8分の3、アレグレットです。ドヴォルザークは、ブラームスの3番を聴いて、この8番を書いたので、作りもよく似ています」。

同じ8分の3、そしてアレグレットにもかかわらず、両曲を、だいぶ違うイメージで聴き、弾いているのではないか、とのお話。

試しに、ブラームスの3楽章を、ドヴォルザークみたいなイメージで弾いてみましょう、ということになり、1つ振りの速めのテンポでしばらく演奏。

全然イメージが違う。

現実には、ブラームスは3つで振るし、もっとテンポはゆっくりになるが、それでも、ドヴォルザークのようなビート感、浮遊感は、ブラームスにも必要だと言われた。

面白い経験だった。

その後、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」。

ここでも、練習記号Rの直前、金管が「ディエス・イレ」のメロディを吹いていることを教えてもらった。

ここは、甘いメロディで盛り上がっているところだが、ここに「ディエス・イレ」を潜ませることで、行く先の「死」を暗示しているのだそうだ。

最後に、J.シュトラウス皇帝円舞曲

練習全体を通じて、音楽の表情のつけ方、ウィーン風の歌い方などについて、色々と新鮮なお話を聞くことができた。

楽譜にだまされないように、と何度もおっしゃった。楽譜に書いてある松葉(クレッシェンド、ディミヌエンド)にまどわされずに、音楽そのものの流れで表情をつけ、歌うように、と。

時間が足りず、聞けなかったお話がまだまだたくさんありそうだ。

3月に、もう1回合奏を振っていただくチャンスがあるので、楽しみに待ちたい。

コントラバスに新入団員


今日の練習、コントラバスに新入団員が入ったと紹介された。

昨日お目にかかったばかりの、ユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)のAさんだ。

Aさんは、コントラバスのエキストラとして、だいぶ以前からお世話になっている方だ。

ユニ響では、最近はチェロのトップを弾かれているが、コントラバスを弾く場を求めておられる、と以前から聞いていた。

浦安に来られたらどうですか、とお話ししたことがあり、昨日の練習でお会いした時もその話題が出ていたのだが、翌日になって突如入団とは!

びっくりした。

ちょっと前のヴィオラがそうだったが、コントラバスも人数がなかなか増えない。

強力な新入団員の加入は、オケにとっては大変喜ばしい。

Aさん、これからよろしくお願いします。

※練習往復に聴いた音楽
    ウォルトン 序曲「スカピーノ」
    バターワース イギリス田園詩曲第1番
    バターワース イギリス田園詩曲第2番
    ディーリアス 楽園への道
    バックス 幸福な森
    エルガー 愛の挨拶
    ヴォーン=ウィリアムズ イギリス民謡組曲
    ヴォーン=ウィリアムズ あげひばり
    ジャーマン ネル・グウィン序曲
       ウィルソン=ロイヤル・リバプール・フィル
    エルガー 「コケイン」序曲
       ヒース首相=ロンドン響
    エルガー 「威風堂々」第1番~第5番
       ボールト=ロンドン・フィル
    VA 言葉にできない ~小田和正ベストカバーズ~