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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

東京フィル~ユーモアに満ちた休日のひととき~ある音楽家の横顔~

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4日(土)は、文京シビックホールで、東京フィル文京シビックホール「響きの森クラシック・シリーズVol.39」を聴いた。

ユーモアに満ちた休日のひととき~ある音楽家の横顔~

日 時 2012年2月4日(土) 15:00開演

会 場 文京シビックホール大ホール

指 揮 広上淳一


曲 目 山本直純 「マグマ大使」のテーマ
     山本直純 NHK大河ドラマ武田信玄」テーマ曲
     メンデルスゾーン(山本直純変曲) ヴァイオリン協奏曲「迷混」より
        ヴァイオリン 岡田鉄平
     ベートーヴェン(山本直純変曲) 交響曲第45番「宿命」より
     杉ちゃん&鉄平with東京フィル:スペシャル・ステージ
     ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」

「迷混」、「宿命」が生で聴けるというのと、CDで日頃楽しんでいる、杉ちゃん&鉄平の、これも生の演奏が聴ける、ということで、チケットを買っておいた。

2階12列32番・33番。

オープニングは「マグマ大使」のテーマ。

岡田眞澄、應蘭芳、江木俊夫のテレビドラマのテーマ曲だ。

しかし、私としては、「少年画報」に連載されていた漫画の方に思い入れがある。
手塚治虫の新作が連載される、というのに先立ち、「こういう物語だ」という情報が紹介され、主人公となるキャラクターの名前が、読者に公募された。
私も、ハガキで申し込んだ覚えがあるが、もちろん採用されなかった。
採用されたネーミングが、「マグマ大使」と知って、なるほど、と恐れ入った記憶がある。

テレビドラマのテーマ曲も、ソノシート(若い人は知らないだろうけど)で何度も聴いておぼえた。

今回の演奏、聞き覚えのあるイントロが始まった時は、なかなか感激だった。
「SOS、SOS、カシン、カシン、カシン」のかけ声は、オケのメンバーが。

指揮の広上さんは、リアルタイムでドラマを観ていたとのこと。

演奏会は、杉ちゃん&鉄平と広上さんのMCで進行した。

「宿命」にも、個人的には思い入れがある。

ベートーヴェンのシンフォニーを中心にした、コラージュ作品だが、1番から9番までを全部足した、という意味で、「1+2+3+4・・・+9=45」で45番。

この曲は、テレビ番組「オーケストラがやってきた」で、山本直純新日本フィルの演奏で放映されたことがある。

まだホームビデオなどない時代だが、音声だけカセットテープに録音して、繰り返し聴いて楽しんでいたので、結構細部までおぼえている。

ベト7の4楽章が、途中でコンマスフィドルヴァイオリンになるのだが、コンマスは、あのルイ・グレラーさんだった。

曲の大詰めで、指揮者(山本直純)がオケ団員に射殺される、という芝居も忘れられない。

今回は、「迷混」と「宿命」のどちらも、ごくごく短いダイジェスト版だったのが大変残念。
もっと本格的に聴けるものと思っていたのだが、とにもかくにも、部分的にとは言え、生で聴けたのは貴重だった。

変曲者自演の初演ライブのCDがあるので、そちらで改めて聴くことにしよう。

そして、ここで、オケが退場し、杉ちゃん&鉄平が登場。

デュオの形で、トークや、ヴァイオリンでのモノマネなどを交えながら、CDでおなじみの冗談音楽を披露し、会場は大いに盛り上がった。

   剣のずいずいずっころばし
   アイネ・クライネ キューピー3分クッキング
   ドナウ川のさざなみ殺人事件
   扁桃腺上のアリア
   日本舞曲第5番 

そして、オケが再入場し、ドッペルコンチェルトの形でのコラボ演奏。

   暴れん坊ウィリアム・テル

岡田鉄平のヴァイオリンは、音が少々小さく、特にオケと一緒の演奏だと聞こえにくいところもあった。PAで補強してもよかったのではないかと思う。

会場を後に、後楽園から丸ノ内線に乗り、ユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)のGPに向かった。