今日16日(木)は、銀行に用事があって、千葉駅方面へ。
途中で千葉パルコに寄った。
ここの7階にある、改造社書店。
変わらんなあ、と嬉しくなる。
もう30年近く前、80年代前半に、現場勤務だった頃、よく来たものだ。
独身で事務所の2階宿舎に住んでいた私は、土曜日の夕方になると、今もあるキクヤというパチンコ屋の前のバス停からバスに乗り、千葉駅方面に出かけるのが常だった。
中央4丁目のバス停で下り、今はなくなってしまった新星堂や、セントラルプラザ、そしてパルコを順に歩き、書店やレコード店で買物をして、夕食をとり、またバスで事務所に戻るのがいつものパターン。
(ついでに、その後、「オールナイトフジ」を観るのが何よりの楽しみだった。あー懐かしい、独身時代)
(ついでに、その後、「オールナイトフジ」を観るのが何よりの楽しみだった。あー懐かしい、独身時代)
土曜に限らず平日にも、銀行へ行くのに中央2丁目まで出ていたので、(中央公園の交差点の角、今は四谷学院が入っているところに住友銀行千葉支店があった。ここが取引銀行)そういう時に、上記の店に出入りすることも多かった。
で、千葉パルコ7階の改造社書店。
これが、その当時と全然変わっていないのだ。
多少失礼な表現になるが、あまり明るい感じの書店ではない。どことなく古ぼけた感じの雰囲気。そして、商品の陳列が必ずしも整理整頓行き届いたというふうでない、そんな書店だった。
30年近く経つ中、店内が、(私の見るところだが)目立ってリニューアルされた様子はない。
それ以上に、漂う空気、雰囲気が、20代独身の私が出入りしていた頃と変わっていないのが、何とも嬉しい。
京葉線沿線に住み、東京へ通勤する生活パターンになった今は、パルコに行く機会はめったにない。
それも相まって、たまに改造社書店に来て、変わらぬ空気をかぐと、タイムスリップしたような気持ちになる。
「変わらずにいてくれる」ことがとても嬉しい、ということはあるよね。生まれ故郷もそうだし、旧知の友人もそうだ。
京都駅、長野駅、軽井沢駅、先月行った高知駅。かつて旅行や出張で足を運び、風情のある個性的な駅だと思っていたこれらの駅が、今はある意味で無個性な、近代的駅舎に変貌してしまった。
ちょっとさみしかったりする。
ちょっとさみしかったりする。
自分個人の思い出と結びつけて、変わってくれるな、と願うのは、ある種のわがままではある。
それは承知の上で、改造社書店には、日頃頻繁には来ないが、またこの次来た時、同じ空気で迎えてほしい。それができるだけ長く続いてほしいと願う。
(関係ないけど、パルコの水着の宣伝キャラクターは、優香)