naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ワンボールツーストライク

プロ野球をやっている時期は、風呂に入っている時に、ラジオで中継を聞いている。

昨年からだっけ、ボールカウントを言う時に、従来の「○ストライク△ボール」の言い方が、「△ボール○ストライク」に変更された。

テレビ中継の画面も、従来の「SBO」が「BSO」に変わった。

テレビの方は、もう見慣れてきたのだが、ラジオ中継を聞いていると、まだ違和感が消えないのが、例えば「ワンボールツーストライク」という言い方。

これ、もともとラジオの場合だと、「ツーワン」と言っていた。簡潔にして明快。
子供の頃から、長年この言い方になじんできた。日本の野球ファンはみんなそうだろう。

ラジオの放送側がおそらく考えているだろうと思うのは、この変わり目の時期、単純にひっくり返して「ワンツー」と言った場合、それが変更後の表現での「ワンボールツーストライク」を指していても、聴取者には従来の「ワンストライクツーボール」と受け取られる恐れがある、ということだ。

ということで、変更後何年かは、混乱を避けるために、「ツーワン」「ワンツー」などの言い方をやめて、いちいち「ワンボールツーストライク」と、フルの表現をするようにしているのではないだろうか。

ありがたい配慮だと思う。

確かに意味を認識する混乱は避けられるが、くどい言い方という印象があるし、いまだ違和感が消えないのは事実。

これ、何年くらい続けるんだろうか。3年? 5年?

しかし、何十年も耳になじんだ表現が感覚的に払拭されるには、もっと時間がかかるかもしれないね。