松井秀喜選手が現役引退を表明した。
今シーズンは、開幕を迎えてもどの休団とも正式な契約を結ぶに至らず、その後レイズでプレー。しかし、短期間で戦力外となった後は、去就が決まらずにいた。
そんな実情からは、やっぱり、という面はあるものの、しかし、残念と言う他はない。
その時、「今高校3年のこの選手は、きっとプロ野球で活躍するだろう。38歳までプレーするとして、今後20年くらいは楽しみだ」と思ったのをおぼえているが、図らずも20年後の今年、引退ということになってしまった。
結果的に、日本で10年、アメリカで10年の球歴。
先日、イチローは、かつて松井が所属したヤンキースと来年からの2年契約を結んだ。
1歳年下の松井も、どこか活躍の場はなかったか、と思うが、手首の骨折や両膝の故障などを経てきたことからは、選手寿命が違うのもやむを得ないかもしれない。
1歳年下の松井も、どこか活躍の場はなかったか、と思うが、手首の骨折や両膝の故障などを経てきたことからは、選手寿命が違うのもやむを得ないかもしれない。
しかし、松井は、2009年にヤンキースで、ワールドシリーズのMVPを受賞するという、イチローがいまだなしえていない偉業を達成している。これは松井自身も、日本の野球界も誇るべきことだと思う。
(それにもかかわらず、松井は、翌年ヤンキースでプレーできなかった)
(それにもかかわらず、松井は、翌年ヤンキースでプレーできなかった)
松井がずっと日本でプレーしていたら。
あるいは、来年以降日本球界に復帰したなら。
あるいは、来年以降日本球界に復帰したなら。
野球ファンとしては、それぞれに思いがあるだろうが、松井本人は、今般引退することに悔いはない、としており、それを一番重く受け止めるべきかと思う。
ジャイアンツ時代の1998年、2000年、2002年と、松井は、ホームランと打点の2冠を3回達成している。
その3回目の2002年、日本での最後の年、首位打者を獲得したのは、ドラゴンズの福留孝介選手だった。
松井の.334に対して福留は.346だった。
松井が首位打者と最も僅差だったのがこの時。数字の上で三冠王に一番近づいたのがこの年だった。
その3回目の2002年、日本での最後の年、首位打者を獲得したのは、ドラゴンズの福留孝介選手だった。
松井の.334に対して福留は.346だった。
松井が首位打者と最も僅差だったのがこの時。数字の上で三冠王に一番近づいたのがこの年だった。
何とも言えぬ感慨をおぼえる。
相前後して、松井選手に来年第一子誕生の報道もあった。指導者としての野球人生もこれから待っているだろう。