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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

武豊騎手JRA通算3,500勝

馬券を買ったことは一度もないが、JRAの春と秋のGⅠレースは、観るだけは観るのが長年の習慣だ。

父も馬券は買わないが、私が子供の頃、日曜の午後の競馬中継はよく観ていた。それを私も脇で観ていた。ハイセイコータケホープあたりが、記憶に残っている。

今は、日曜日の午後はオケ練で出ているので、録画しておいて、帰宅後、夕食時に観ている。

馬がどう、騎手がどう、というのはまったくわからないのだが、武豊騎手にはずっと注目していた。

昔、職場の同僚が、武だけは嫌いだと言っていたのをおぼえている。おそらく、馬券を買う面白みがないということだったのだろう。

その武豊騎手が、昨13日(日)、京都競馬場の第5レースで、JRA通算3,500勝を達成した。

歴代2位が、岡部幸雄騎手の2,943勝、3位が、横山典弘騎手の2,372勝。
そして、4位は武騎手と同期の蛯名正義騎手の2,115勝となっている。
岡部騎手は50代半ばまで現役を務めて3,000勝に届かなかった。まだ40代前半の武騎手の3,500勝が、いかに並外れた数字かということになる。

ちなみに、JRA以外でも、地方競馬で170勝、海外で109勝しているのだそうだ。

個人的に、武騎手の騎乗で記憶にあるのは、まず、1990年の有馬記念でのオグリキャップ
そして、やはりディープインパクトの一連のレース。
また、勝ちレースではなく競走中止になったレースだが、1998年、秋の天皇賞でのサイレンススズカ。通常は後方待機型の騎乗が多い武騎手が、珍しく大逃げを打ったのが鮮烈な印象だった。

2010年に落馬事故による負傷があってから、勝ち鞍は大きく減った。
最近は、大きなレースで有力馬からお呼びがかからなくなったように思う。

怪我の影響、あるいは力の衰えを指摘する声もあるようだ。

確かに、以前の武騎手は、右回りのコースで向正面を走って行く際に、足と上半身が直角になった、┌ という形で乗っていた。
これは、非常に特徴的なスタイルだったのだが、最近の騎乗を観ていると、他の騎手とあまりかわらない姿勢になっているように思う。

しかしまだ43歳。2013年は巻き返しの年になるよう、期待したい。