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大学オケOB会会報届く~1975年の「第九」演奏会についての記事

大学オケのOB会では、年1回、「一響」という名前の会報を発行している。

14日(日)、最新の「一響」が届いた。

この号には、1975年10月、大学の建学100周年を記念して、東京文化会館で「第九」を演奏した時のことについて、記事が掲載されている。

今年1月、2年先輩のホルンのN氏(私が入学した時の委員長)からメールが届いた。
記事制作に向けて、「この「第九」はどういういきさつで企画されたものだったか」について、当時のOBで記憶をたぐっているところだが、お前は何か情報を持っていないか、との話だった。

手元に保存してある、当時の団内誌等をひっくりかえしてみた。直接の回答となる情報は見つからなかったが、記憶を呼びさます助けになれば、といくつかの関連情報を返信しておいた。

そんなことで、「第九」記事が掲載されていることを承知していたので、真っ先にページを開いた。

東京文化会館で「第9」」というタイトルで、7ページの記事が載っている。
ヴィオラの1年先輩であるH氏の名義になっているが、N氏との共同執筆とのこと。

OBOG諸兄姉の情報や当時の記録などをもとに、「第九」のプロジェクトの経緯について綴られている。

この演奏会は、私が2年生の秋のことだった。まだ下級生だったから、団の運営に関わる立場ではない。
練習や演奏会そのものについては、今でも鮮烈な記憶があるものの、事前の準備やマネジメントについては、今回の記事を読んで初めて知ることばかりだった。

中でも、東京文化会館を大学オケが使うことは珍しかった時代に、大変苦労して予約をとったエピソードは興味深かった。

ところで、文中、当時の団員の日記によれば、この「第九」演奏会が正式決定したのは、1974年7月のことだった、との記載がある。

これはいささか意外だった。

というのは、私がその年の4月に大学に入学し、何かの音楽サークルに入ろうと思案した際に、オケを選ぶ決め手になったのが、「来年10月に建学100周年で「第九」をやる」と聞いたことだからだ。

入学式の日、入部勧誘のデスクでそう聞いた記憶がある。

また、その後、学内のどこかに、その趣旨のポスターが貼ってあったことも記憶している。

そんなことで、この記事を読むまでは、てっきり、入学時点では「第九」演奏会のことが決まっていたものとばかり思っていたのだが、どうやら違ったらしい。

正式決定したとされる7月は、とうに入部した後だ。
入学時点で私が聞いた情報は、あくまで「予定」としてのものだったのだろう。
新入生勧誘のための餌だったということか。

予定通りに企画が実現し、今に至るオケ人生の中でも、最高の思い出の一つであるあの「第九」を体験できてよかった、と改めて思ったのだった。

※大学オケのこと
    音楽「自分史」~ヴィオラとの出会い
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/16718683.html
    音楽「自分史」~ヴィオラ事始め
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/17478028.html
    音楽「自分史」~大学オケ時代、卒業
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/18278004.html

※「第九」演奏会の舞台写真
    懐かしき写真~はたちの時の「第九」
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/63460183.html

※昨年発行の「一響」に浦安オケのことを書いた件
    大学オケOB会の会報に浦安オケについて寄稿
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/62952756.html
    「切れた環がつながる日」に向けて~浦安シティオーケストラの2011年<1>
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/62952765.html
    「切れた環がつながる日」に向けて~浦安シティオーケストラの2011年<2>
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/62952780.html