「気になっちゃう性格」なんです。
って言ってもわかんないですよね。
私の場合、例えば昼飯を食いに入った店でなんですが。
自分が頼んだチャーハンは来た、と。
しかし、隣のテーブルのお客さんは、私より前から座っているのに、注文したものが来ない。
自分のチャーハンは来てるんですよ。
食べてればそれでいいのに、気になっちゃうんですよ。
そのお客さんの注文したもの、来ないのかなあ、って。
なかなか来なくて、そのお客さんが怒り出したらどうしよう、とかも思う。
よっぽど、店員さんを呼び止めて、「あのお客さんの、忘れてない? 通ってる?」って聞こうと思うけど、実行したことはないです。
で、今日の昼食。
木更津から千葉に戻って、京成の駅のそば、ガード下にある、らーめん亭よ志乃に入りました。
そこでのこと。
この店、入ると厨房前のレジで注文して会計を済ませ、その後、テーブルもしくはカウンターの好きな席に座って待つ形。
私は既に座って、餃子が来るのを待ちながら、見るともなく店内を見ていました。
そしたら。
私より少し後に、カップルの客が入ってきた。男性の方がだいぶ年上の感じ。
注文を済ませて、テーブルに座った二人。しかし、男性の方が、すぐに席を立って、店から出て行った。電話か買物なのかな、と思って見ていた。
ところで、このよ志乃という店、頼んだものが出てくるのが、びっくりするくらい早いんですよ。
客が注文を済ませて席につくやいなや、それを追いかけるように店員が注文の品を持ってきて、客の前に置く、と言っても過言でないような早さなんです。
ラーメンなんか、どう考えてもそんなに早くできないだろ、麺をゆでてあったんじゃないのか? と思うくらい早い。ほんとに。
で、このカップルの席にも、その男性が店を出て行った途端に、その男性の頼んだ、ラーメンか何か、とにかくあたたかい汁そばらしき丼が置かれた。
「相棒」に出てる六角精児みたいな感じの彼女の方は、「彼、早く戻ってこないかな」みたいな表情で、入口の方に視線を送る。
しかしそんな間に、今度は彼女のも来てしまった。同じような汁そばの丼。
しばらく彼女、手をつけずに待ってましたね。先に食べ始めるのが申し訳ない、と思ったんでしょう。
しかし、ほんとに何しに行ったんだか、彼は帰ってこない。まあ、頼んだものが出てくるのが、早すぎるのも早すぎるんだけどね。
で、生ビールを飲みながら餃子を食べている私としては、それが気になってしょうがないわけですよ(笑)。
彼の丼の方が先に来たんだよね。麺、伸びちゃうよなあ・・・。
早く来ないかな。
関係ないんですよ。彼らとは行きずりの仲であって、名前も知らないんだから。
でも気が気じゃない。
やがて、意を決したように、彼女は食べ始めました。やっぱり麺だった。
うん、それでいい。仕方ないよね、と近づいて言ってあげたかった。
しばらくして、やっと彼が戻って来た。
会話を交わす二人。大体、内容の想像はつく。
「あれ、もう来てたの。早いね」
「あなたが出て行って、すぐ来たのよ。もう、麺が伸びちゃったんじゃないかしら。ごめんなさいね、あたしだけ、先食べ始めちゃって」
「いいんだよ、いいんだよ。それより、この後、どこ行きたい?」
みたいな。
「あなたが出て行って、すぐ来たのよ。もう、麺が伸びちゃったんじゃないかしら。ごめんなさいね、あたしだけ、先食べ始めちゃって」
「いいんだよ、いいんだよ。それより、この後、どこ行きたい?」
みたいな。
たぶん、伸びてたね、麺。
あ、それからもう一つ。
私が席についた時に、左隣に一人で座っていた男性。既に、麻婆茄子定食をあらかた食べ終えるところで、実際、すぐ食べちゃったんだけど、これがなかなか帰らないんだ。
一人だから、連れとしゃべるわけじゃない。禁煙席だから煙草を吸うわけじゃない。
でも、何かそのまま座ってるんだよね。
用がないんだったら、帰れば? って言いたくなっちゃった。言わなかったけど。
まあ、そういう、食後のくつろぎの時間というのも大事かもしれないけど。
この写真は、私が食べた冷し中華です。
