naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

2+1,998=2,000

面白いな~、と思ったのが、ヤンキースアルフォンソ・ソリアーノ選手の「日米2,000安打」。

このソリアーノ選手、1997年に広島カープでプレーしたのが、プロ野球選手としてのキャリアのスタート。

この年の出場は僅か9試合だったそうだから、レギュラーではなかったわけだが、この間、ヒットを2本打っている。
(奇しくも今、ヤンキースでチームメイトの黒田投手とは、カープでも一緒だったそうだ)

その後、アメリカに移って活躍。

7日(水)のホワイトソックス戦で放ったホームランが、メジャー通算1,998本目のヒット。

「2+1,998=2,000」で、日米通算2,000本安打となった。

で、面白いというのは、ソリアーノ選手に、名球会入りの資格があることだ。

名球会入りの条件として、「日本のプロ野球でキャリアをスタートしていること」というのがあり、彼はこれにあてはまるのだ。

でもねえ・・・。

16年も前に、9試合だけ出場した選手。以後は、ずっとアメリカ。

よほどのカープファンでも忘れてた人ではあるまいか。

かつ、日本で打ったヒットは2本だけ。

で、名球会・・・?

ところで、横浜DeNAベイスターズのラミレス選手は、今年、日本で2,000本安打を達成し、名球会入りした。

スワローズ、ジャイアンツと、長年日本球界で活躍し、今では外国人選手扱いでなくなったラミレス選手だが、彼が大リーグで記録した86安打は、カウントされておらず、日本での2,000安打をもって、名球会入りの資格を得たようだ。

日本で長いキャリアを持つラミレスの場合は、スタートが日本でなくても、立派に名球会、という感じがある。

同じく、ベイスターズで、今年、名球会入りした中村紀洋選手。
かれは、近鉄バファローズでのキャリアの後、渡米してドジャースに在籍。この期間に、ヒットを5本打っている。

その後、日本に戻って、オリックスを始め4球団を渡り歩いて、今年、まず日米通算2,000安打を達成した。
中村選手の場合は、「1,995+5=2,000」の達成だ。
ただ、彼はこの2,000本には価値を見いださなかったようで、あくまで、日本での2,000安打にこだわり、その後5本ヒットを打って、やっと満面の笑みとなったと報じられた。

今回のソリアーノ選手に似た経緯ではあるが、中村選手の思いが伝わってくる気がする。

ちなみに、ソリアーノ選手は、名球会から入会要請があれば受ける意向らしい。

さて、名球会、どうする?

ソリアーノ選手の入会については、12月に行われる総会で検討されるとのこと。