つい先刻、メールチェックをしていたら、大学オケ同期、トロンボーンのOからメール。
日常、Oからメールをもらうことはない。
開く前に、表題で内容がわかったが、目を疑った。
同期のヴァイオリンのHが亡くなったとの知らせだった。
Hとはもう何年会っていなかっただろうか。10年くらいは経っているだろうか。いや、もっとかもしれない。
Oからのメールは、同期3人に対してのものだった。それくらいしかアドレスがわからないらしい。
Oにすぐ返信し、私が他にアドレスを知る人たちに転送しようか、と相談を持ちかけた。
そんな時、携帯電話が鳴った。
Hの夫人からだった。
夫人とは、確か面識はなかったと思う。
Hが亡くなったことを知らせる電話だったが、当方が既に知っていたことに驚いておられた。
お慰めする言葉も見つからぬまま電話を終えた。
誠にあいにくなことだが、通夜、告別式とも、都内で行われるにもかかわらず、都合がつかない。
取り急ぎ、大学オケの仲間たちにOのメールを転送した後、せめてと、弔電の手配をした。
Hとは、格別親しかったわけではないが、音楽漬けだったあの大学時代、思い出は数え切れない。
彼がもう生きていない、という事実の実感がないまま、いくつかの記憶がランダムに頭の中をかけめぐっている。
何とも言いようがない・・・。