リヒャルト・シュトラウスが、音楽で色々なものを描写できる、と言っていたとの話は、本などで読んだ記憶がある。
テーブルの上に載っているスプーンが、金色か銀色か、描き分けることができる、とか、少女の髪が、ブロンドなのか別の色なのか、描き分けることができる、とか豪語していたらしい。
で、そんなシュトラウスの描写で、一つ、有名なのが・・・。
ベッドシーン。閨房でのエッチ行為ですね。
ズデンカが、思いを寄せるマッテオを騙して、ホテルの部屋に招き入れての、暗闇の中での出来事。
その音楽をしっかり聴くのは初めてだったのだが、何かドキドキしながら聴き、なるほど(笑)と思ったりした。
今、演奏しているこの音楽って、アレなんだよな、とか、思いながら弾いてるんだろうか。それも、お互いに口には出さなくても、みんなそれをわかっていると知りながら。
どうなんだろう。私なら、きっと恥ずかしいだろうな。
特に、「薔薇の騎士」のホルン奏者には、機会があれば、聞いてみたいものだ。
「あれ、吹いてて恥ずかしくないですか?」。