おととい、5日(木)のこと。
今週は、仕事の色々な課題が立て込んで忙しかったのだが、この日もそうで、朝6時半には出社して、ハードな日程をこなした。
在社12時間を超えての仕事の後、退社。
思ってもみなかったことが起きたのは、その後だった。
ドア脇の席に座って、さて、と、ビッグコミックを開いた。
すると。
私の右隣に座っていた男性が、こちらに向かって何か言っているようだ。
ウォークマンのイヤホンをはずして、その男性の方を向いた。
すると。
「いい歳して、漫画なんか読んでるんじゃないよ!」
「みっともないと思わないのか!」
びっくりしたねえ。
見ず知らずの人ですよ。
歳の頃は、私より少し下、50代前半から半ばくらいか。眼鏡をかけたサラリーマン風。
親が子供を叱るような言い方だった。
かなりマジな勢いで、いささかひるむものがあった。
まともな議論をするなら、漫画読もうとこっちの勝手でしょ、見知らぬあなたに言われる筋合いはない、とか、漫画は立派な芸術文化です、低く見るのは間違いです、とかだが、喧嘩してトラブルになるのも嫌だ。
別の席に移動するのも一法だったが、この時は、いつもの鞄以外にも荷物があって、網棚に載せていたので、それも面倒。
結局、おとなしく、ビッグコミックを鞄にしまって、静かにしました(笑)。
「いい歳をして」という言葉自体は反論の余地がなかった、というか。
それでね、かく言う本人は、だったらビジネス書とか純文学でも読むのかと思ったら、手にしていたのは、某夕刊タブロイド紙。
こちらは、下を向いて、寝ようとしながら、気になるので、ちらちらと右手をうかがっていた。
ちゃんと読んでるのかどうかわからないようなペースで、ページをめくっている。
その時、思ってたのは、やがてエロページに到達した時に、そいつがじっくりと没頭するようなら、心の中で笑ってやろう、ということだったのだが、あいにく、そこまで読み進まない内に、南船橋で下りて行ってしまった。
こちらがマスクしてたんで、あまり酒臭さは感じなかったけど。
まあ、びっくりしましたね。
そんなことがあって、昨6日(日)。
同じく東京駅から京葉線に乗ったが、いつも乗る車両は決まっているので、並びながら周囲を見渡し、奴はいないか? と確認。
1日遅れで、ビッグコミックを読んで帰りました。