今回、驚いたのは、バンドに園山(光博)さんの姿がなかったことだ。
オフコースの時代から、サポートメンバーとして常にステージ上にいた園山さんがいないことの違和感は大きかった。
最近は、「Yes-No」で、園山さんのサックスに合わせて、タオルを振り回すのがお約束になっていたから、物足りない思いをしたファンも多かっただろう。
また、今のバンドでは、バンマス的な存在だったから、演奏面でも穴は大きかったのではないだろうか。
初日ということで、たまたま都合がつかずに不参加だったのかとも思ったが、後でツアーパンフレットを見たら、バンドメンバーの紹介ページには載っていなかった。
今回のツアーについては、不参加ということのようだ。
今回のツアーについては、不参加ということのようだ。
ということで、バンドは、木村(万作)さん、栗尾(直樹)さん、稲葉さん、有賀さんと、弦4人。4+4の8人だった。
さて、オープニング、ふだんならアニメで始まるところだが、今回は、フジテレビで毎週オンエアされてきた、「アルバム制作日誌」のCM映像を使う形でスタート。
1曲目は、「そんなことより幸せになろう」。
(とは言っても、曲名は後で知ったのだが。以下同じ)
後日、アルバムを入手したら、1曲目に収録されている。新しいアルバムの1曲目でステージを始めるのは、小田さんのいつもの流儀だ(前回の「明日」は、震災発生に伴う例外)。
(とは言っても、曲名は後で知ったのだが。以下同じ)
後日、アルバムを入手したら、1曲目に収録されている。新しいアルバムの1曲目でステージを始めるのは、小田さんのいつもの流儀だ(前回の「明日」は、震災発生に伴う例外)。
MCでの話だと、和歌山でのライブは17年ぶりなのだそうだ。
となると、「THRU THE WINDOW」のツアーということか。
私は初めての和歌山だが、小田さんについてもずいぶん久しぶりになるんだ。
となると、「THRU THE WINDOW」のツアーということか。
私は初めての和歌山だが、小田さんについてもずいぶん久しぶりになるんだ。
「地元の方、拍手してみてくれますか」との呼びかけに応えて拍手するお客さんが、そう多くない。「5分の1くらいですかね」と小田さん。
初日だから、遠方から足を運んだ人が多いのだろう。
初日だから、遠方から足を運んだ人が多いのだろう。
「「新しいアルバムが出ました!」と言いたいところですが、まだ出ていません」(笑)。
ということで、普段は曲の説明とかしないんですが、今日は少し説明しながらやります、との話でステージが進んだ。
ということで、普段は曲の説明とかしないんですが、今日は少し説明しながらやります、との話でステージが進んだ。
ステージ上での弦の存在感が、ツアーを重ねるごとに増してきているように感じる。
「その日が来るまで」の、金原(千恵子)さんのヴァイオリンは、本当に本当に綺麗だったなあ。
この曲は、やはり涙をこらえられない。
この曲は、やはり涙をこらえられない。
そう言えば、今回は、稲葉さんと小田さんの2人で何曲か演奏する、アコースティックのコーナーがなかった。
新しいアルバムの曲に重点を置いたからか。
新しいアルバムの曲に重点を置いたからか。
ご当地紀行は、自分がさっき通った和歌山駅前から始まり、宿泊先のある本町の、「ぶらくり丁」というアーケード街も出てきた。
ステージ後半は、アルバム、ツアーのキモになる、とご本人が言っている「愛になる」から。
そして、個人的に驚喜したのは、「風と君を待つだけ」をやってくれたこと。ライブでは本当に久しぶりに聴く。これはほんとに嬉しかった。
(行けなかった昨年の東北でのライブでは、演奏したと聞いていた)
(行けなかった昨年の東北でのライブでは、演奏したと聞いていた)
JRAのCM用に制作された「彼方」は、重厚な演奏で、強く心に残った。後日アルバムで聴いたが、ステージよりは軽い印象。
本編最後に、「やさしい夜」を歌う前のMCで、小田さんが、とにかくここまでできてほっとした、という話をした。
ツアー直前までのアルバム制作、そして、新しい曲をステージ用にコーラスアレンジして、リハーサルして、色々大変だったが、こうして初日の演奏を無事に終えられるところまできて、本当によかった、と。
一度やってみないとわからないことが、たくさんあって、と言われていた。
小田さんほどのアーティストにして、新しい曲を初めてライブで演奏する、新しいプロダクションのステージを始める、というのは大変なことなのか、と心に響いた。
アンコールは、定番の「またたく星・・・」から。個人的に、この曲を必ずしも歓迎しないのは、いつものことなのだが、まあこれもライブの一興ということで。
セカンドアンコールで、「小田日和」から唯一まだ歌っていなかった「今のこと」。
実は、新しいセットリストでのライブ、オープニングからここまでの間、私としては、とにかくどこかで、「hello hello」を歌ってほしい、と願っていた。
あの、心にしみる、励まされる曲を、今回もライブで聴きたい、と。
あの、心にしみる、励まされる曲を、今回もライブで聴きたい、と。
セカンドアンコールも2曲が終わり、ああ、結局、今回はないのかな、と半分あきらめつつ、ステージを見ていると、「YES-YES-YES」が終わった歓声の中で、栗尾さん(と確か弦)にスポットが当たり、そこから静かに音が立ち上がりそうな気配が感じられた。
これは、もしかして?
これは、もしかして?
「hello hello」のイントロだった。思いが通じた、という気がした。
この曲にも涙。
この曲にも涙。
終演は19:53。
初日早々、小田さんは、少々お疲れのようだった。
MCの中で、走るのがちょっと大変、という意味のことを言っていたが、私が思うに、ステージで走ったことよりも、ご当地紀行の中で、和歌山城始め、あちこちで階段を相当上ったのがこたえたんじゃないだろうか。
MCの中で、走るのがちょっと大変、という意味のことを言っていたが、私が思うに、ステージで走ったことよりも、ご当地紀行の中で、和歌山城始め、あちこちで階段を相当上ったのがこたえたんじゃないだろうか。
おそらく、終演後、打ち上げで反省会をやったと思うが、スタッフから、まだ先は長いんだから、と釘をさされたんじゃないだろうか。
とりあえず、今次ツアー1回目の参戦。満足して会場を後にした。
路線バスに乗って、ホテルの近くまで帰った。
路線バスに乗って、ホテルの近くまで帰った。
今、チケットが確保できているのは、8月の福岡。
今後は、土日の公演がほとんどない。
結局、福岡の後、行くとすれば、10月の武道館か。
これも、PRESSの先行予約は既に落選してしまったので、一般発売でがんばるしかないのだが。
結局、福岡の後、行くとすれば、10月の武道館か。
これも、PRESSの先行予約は既に落選してしまったので、一般発売でがんばるしかないのだが。
11月以降、追加公演とかないかな、と密かに期待しているのだった。
※小田和正 オフィシャルサイト
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