今日14日(月)の朝刊に、青木八郎氏の訃報が載った。
青木氏は、八千代市在住の合唱指揮者で、千葉県の合唱界における重鎮である。
私は、氏の指揮で演奏したことが、一度だけある。
演目は、ハイドンのネルソン・ミサ。
これが、今日に至る、ユニ響の皆さんとのご縁の最初である。
浦安オケに入団して4年目。
自分のオケ以外の団体で弾くのは初めてだったので、初練習の時は、そのこと自体に、相当緊張して臨んだのをおぼえている。
自分のオケ以外の団体で弾くのは初めてだったので、初練習の時は、そのこと自体に、相当緊張して臨んだのをおぼえている。
加えて、吉田秀和氏を思わせる風貌の青木氏の指導は、激しい叱責の声が容赦なく飛ぶ、大変厳しいものだった。
この演奏会が唯一の機会となり、その後、青木氏とお目にかかることはないままだった。
94歳という長寿を全うされての逝去だったが、つい最近まで、変わらぬ熱血指導を続けておられたとのこと。
合唱に捧げた生涯。きっと、本望だっただろう。
そんな訃報を見て出社後、ネットのニュースで、ロリン・マゼールが亡くなったことを知った。
また、先日始まった、今年のPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)の首席指揮者を務める予定も、中止となったとのことで、気にはなっていたが、やはり健康上の事情だったのだろう。
私は、マゼールの実演を聴く機会はとうとうなかったが、レコードでは、若い頃から色々聴いてきた。
思えば、今年は、クラウディオ・アバドも亡くなった。
長く親しんできた指揮者が次々に鬼籍に入る時期になったのは、やはりさみしいことだ。
11月には、イスラエル・フィルを、メータの指揮で聴く予定だ。メータの元気な姿を是非とも見たい。