ステージ冒頭は、「氷の世界」収録でない曲が3曲演奏され、MC。
その後、いよいよ「氷の世界」が始まった。
個人的には、全13曲が休みなく一気に演奏されることを期待していたが、そうではなく、ほぼ曲ごとにMCが挿まれた。
実演の場合は、楽器の交換もあるから、実際問題として、一気にというわけにはいかないだろうし、また、曲間のMCは、アルバム制作時のエピソードなども豊富に紹介されたので、それはそれで面白かった。
「桜三月散歩道」の後に、ビートルズの「Here,There and Everywhere」が歌われた。ピアノが少しコードをつけただけで、突然のアドリブ、という感じだった。
曲調として次の「Fun」につながる雰囲気があったので、イントロ的に少し歌って、「Fun」に行くのかな、と思ったが、そうではなく、フルに歌って、ビートルズの話題のMCに移って、それから「Fun」が歌われた。
曲調として次の「Fun」につながる雰囲気があったので、イントロ的に少し歌って、「Fun」に行くのかな、と思ったが、そうではなく、フルに歌って、ビートルズの話題のMCに移って、それから「Fun」が歌われた。
最後は、「小春おばさん」から「おやすみ」が続けて演奏された。
この「おやすみ」、大学の時に、ある友人が「歌詞に救いがまったくない」と言っていたのを今でもおぼえているが、曲調の優しさの中に潜むさみしさは、私も感じたものだ。
私にとって、「氷の世界」というアルバムのイメージを頭に思い浮かべる時、アルバム最後のこの曲が一番大きい。
私にとって、「氷の世界」というアルバムのイメージを頭に思い浮かべる時、アルバム最後のこの曲が一番大きい。
それにしても、よくぞ、この企画をやってくれた、とつくづく思った。
陽水本人が元気で、充分に声が出る内に、よくぞ、と。
陽水本人が元気で、充分に声が出る内に、よくぞ、と。
陽水のMCは、以前のライブでの記憶と変わらず、独特のウィットを持ったもので、しばしば客席を笑わせたが、ギャグを飛ばした後に一番長く笑い続けるのは、陽水本人だった。
美川憲一がしゃべっているように聞こえることもあった。
美川憲一がしゃべっているように聞こえることもあった。
「氷の世界」13曲を歌った後、「ここで終わる方法もあるんですが(笑)」と言いつつ、「もう少しおつきあいいただきます」と、「リバーサイド ホテル」へ。
今回、「氷の世界」以外に演奏される曲で、知らない曲もあるかもしれない、と思っていたが、そういうことはなく、全部知っている曲だったのは、ちょっとほっとした。
3曲が歌われて、本編終了。
それでも、アンコール1曲目の「アジアの純真」で、やっと多くの聴衆が立ち上がった。
「夢の中へ」までの2曲は立って、「少年時代」になったら、また座った。
そして、最後の「傘がない」が終わったところで、スタンディングオベーション。
演奏中に立ったのは、2曲だけだった。
「夢の中へ」までの2曲は立って、「少年時代」になったら、また座った。
そして、最後の「傘がない」が終わったところで、スタンディングオベーション。
演奏中に立ったのは、2曲だけだった。
しかし、いい演奏会だった。
バックもすばらしかったし、一言で言うなら、「上質の音楽」を聴けた、という満足感、幸福感があった。
妻は、「お得感」があった、と言っていた。
妻は、「お得感」があった、と言っていた。
陽水の歌詞の独特の不思議な世界は、今さら言うまでもないことだが、ライブで聴いていても、しばしばそれを感じた。
歌詞と曲が、一つの感性の中で融け合っているというか、そんな感じだ。
歌詞と曲が、一つの感性の中で融け合っているというか、そんな感じだ。
それにしても、先にも書いたが、井上陽水という人が、元気でいてくれて、こういうものを聴かせてくれたことに、感謝したかった。
吉田拓郎が、病気もあってツアーから遠ざかり、この日のMCで曲の共作者として話題になった忌野清志郎は既にこの世にいない。
66歳の井上陽水が、衰えを見せぬ美声とパワフルな演奏を維持しているのは得難いことだ。
66歳の井上陽水が、衰えを見せぬ美声とパワフルな演奏を維持しているのは得難いことだ。
さて、全25曲。どの曲もよかったので、どれが、と選ぶのは大変難しいが、やはり1曲となれば、圧巻だった「氷の世界」。
それから、「少年時代」だろうか。
それから、「少年時代」だろうか。
また、最後に演奏された「傘はない」は、有名曲ながら私個人はそう好きではない方に属するのだが、この実演を聴いて、力のある曲だと感じさせられた。
ホール出口近くに、セットリストが置いてあった。
クラシックの演奏会で、アンコール曲を掲示するのはよくあることだが、こういうのは初めて見た。曲名の右側には、収録されているアルバムも表示されている。
たくさんの人が群がって写真を撮っていた。
早くどかないと、とあわてたので、きれいな写真が撮れなかった。
「Here,There and Everywhere」がない。やはりアドリブだったんだろうか。
クラシックの演奏会で、アンコール曲を掲示するのはよくあることだが、こういうのは初めて見た。曲名の右側には、収録されているアルバムも表示されている。
たくさんの人が群がって写真を撮っていた。
早くどかないと、とあわてたので、きれいな写真が撮れなかった。
「Here,There and Everywhere」がない。やはりアドリブだったんだろうか。
ホールを出て、東京駅近くのガード下、小樽横丁という店に入って飲んだ。
久しぶりの、小田さん以外のアーティストのライブ。そういう意味での新鮮さや面白さがあった、と妻と話した。
年明け、1月には、小田さんの公演(広島)に行く。その時は、ホームグラウンドに帰ってきたような感覚がするんだろう。
※関連の過去記事
井上陽水「氷の世界ツアー2014」先行予約申込
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/64460459.html
1勝1敗~小田和正○井上陽水●
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/64468988.html
井上陽水「氷の世界ツアー2014」チケット確保
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/64471097.html
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