naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

定年退職まであと1年と半月

3月。

 

この時期になると思い出すのが、1978年、就職を前にした、大学卒業の頃のことだ。

 

必死の思いで仕上げた卒論を何とか提出し、2年間住んだ国立のアパートを引き払うべく準備をしていた日々。

 

ラジオからは、キャンディーズの「微笑がえし」が流れていた。
「お引っ越しのお祝い返し」というフレーズを聴きながら、お引っ越しの準備をしていたのだった。

 

卒業、就職という生活の大きな転換期。

 

入社したら、どこに配属されるのか。社会人としてやっていけるのか。

 

期待と不安が相半ばしていた、あの頃のことを、3月のこの時期になると、毎年思い出すのである。

 

同様に、それに連続する、入社式、新入社員研修、配属、という、社会人スタートの時期のことも、いまだ鮮烈な記憶として、昨日のことのように思い出すのが常だ。

 

あれから37年。

 

もう37年も経つ。

 

私の勤務先の定年制度は、満60歳に達した年度末をもって退職する扱いだ。
会社によっては、60歳の誕生日で定年退職、というところも多いと思うが、私の会社では、毎年3月31日に一斉に退職となる。

 

3月に入ると、翌年3月末で定年退職となる社員の一覧表が、勤続25年あるいは15年の者などと併せて、イントラネット上に掲示される。

 

毎年、「あの先輩ももう定年か」などと思いながら、その表を眺めていたのだが、今年は、とうとう自分の名前が載るに至った(笑)。

 

いやあ、これはインパクトがあるね、やっぱり。

 

だって、上に書いたように、大学卒業、「入社」当時の個人的な記憶は、ついこの間のことのように思い出すのだが、それがあと1年と半月で「定年」だもんなあ・・・。

 

「昨日のことのように」というが、それはもののたとえであり、感覚的なものであって、昨日入社して、今日定年に突然達したわけではない。もちろん。

 

実際に、37年の歳月は、1日、1日と積み重なってきたわけで、確かに、その時々のことを1つ1つ思い出せば、語り尽くせぬたくさんの出来事があった。

 

現実に、37年という歳月が流れたのだ、というインパクト。

 

会社の現在の制度では、社員としての定年退職後も、別の形で最長5年の雇用継続がある。既に、定年後の意思確認も行われ、継続勤務の希望は出しているので、来年3月末をもって会社を離れるわけではない。

 

しかしまあ、大きな節目であるには違いない。

 

社員としては最後の1年が4月から始まる。

 

※関連の過去記事
    居住歴
        https://naokichivla.hatenablog.com/entry/16698583
    新入社員現場研修の思い出
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/33502304
    アラ還       

       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/61389689

    あれから35年~同期入社の仲間の定年退職
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/63589952