naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

こういう記譜法を初めて知った

昨12日(日)、市原市楽友協会オーケストラの演奏会のアンコールで、ヨゼフ・シュトラウスのワルツ「天体の音楽」を演奏した。

ウィンナワルツの常で、ヴィオラの楽譜は、ほとんどが「チャッチャ」のキザミだ。

そんな中、第2ワルツ、第3ワルツのパート譜に、こういう音符が出てくる。
第2ワルツの2段目、3段目、第3ワルツの1段目から3段目。

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上の音符が、4分音符2つ。下の音符が、2分音符になっている。

練習の時、私はプルトの表だったが、裏の人は、下の音符を、最初のpizzであれ、途中からのarcoであれ、書かれた通りに白玉で弾いていたようだ。

ところが、本番近くなって、指揮の吉田悟先生から、「それは、下の音符は、上と同じように弾く、という意味の記譜だよ」とのお話があった。

手元にある、日本楽譜出版社のスコアだと、該当箇所はこうなっている。

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へー、そうなんだ!

長年オケやってるけど、こういうの初めて。知らなかった。

知らなかったのは、私だけではない様子。少なくとも、プルトを組んだSさんは、ご存知なかったようだ。

この記譜法、第5ワルツにも出てくる。

でも、何でこういう書き方するかねえ。

省略表示しなければならないほど、複雑なわけじゃないし、このスコアみたいに、素直に書いてくれればいいのにね。

でも、そのおかげで、一つ勉強になったことはなったけど。