naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~午後は本番指揮者の合奏

日 時 : 2015年8月30日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : 本番指揮者K先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ハイドン(1・2・4楽章)、ウェーバーサン=サーンス(1~2楽章)
弦人数 : 9・8・5・7・3
弓の毛 : 無事

さて、午後は、6週間ぶりに本番指揮者のK先生をお迎えしての合奏。

まず、ハイドン「軍隊」から。

1楽章の序奏では、音の長さの確認。

以後、順を追って丁寧に練習した。

そして、2楽章、4楽章。

K先生によると、この曲で一番難しいのは、2楽章とのこと。

現代楽器で、ピリオドアプローチの演奏をするのは、お好きでないそうだ。ピリオドアプローチをするなら、楽器も弓もその仕様のものを使って演奏すべきだ、とのお話。

今回は現代楽器なので、1960年代くらいの、よき時代の演奏をイメージして作っていくとおっしゃっていた。

あと、ハイドンは、「職人作曲家」(他に、ブラームスやR.シュトラウスも)で、そういう作曲家の作品を演奏する時には、単に楽譜を音にするだけでなく、「演ずること」が必要な場合もある、とのお話もあった。

次に、ウェーバー「魔弾の射手」序曲。

91小節目からを、楽譜通りにその前のffから突然pで弾くのは難しいということで、K先生から2つの案が示された。

A案は、ffのままなだれこんで、2小節かけてディミヌエンドする方法。
B案は、91小節目の頭をfpにする方法。

「ここは市民オケなので、民主主義で決めます」と、K先生。先生の発声で多数決をとったが、両案ともほぼ同数。

K先生が持ち帰り検討されることになった。

休憩の後、サン=サーンスの「オルガン付」。

1楽章の前半は全部。そこから曲尾までは、部分的な練習だった。

1楽章の前半については、音符が細かいこともあり、どうしても一つ一つの音をしっかり弾こうとしがちだが、ドイツ音楽ではそれでよくても、フランス音楽の場合は、香りが飛んでしまう。だから、音符一つ一つにこだわるのでなく、流れ重視でとらえ、場合によっては音を捨てる感覚も必要、との指摘があった。

まずは、強弱記号をよく見て、守ること。ついつい音がでかくなりがちだとの指摘もあった。

練習記号Sからの弦だけの部分も、難しいが、弾けるかしら、と技術面だけ考えるのではなく、音楽が必要とする気品を意識することも大切だ、とのお話があった。

こういう音楽では、演奏するにあたっての「気持ち」がとても重要で、音符をしっかり弾くことだけを考えてはいけない、と。

2楽章も、部分部分を取り出しながらの練習だった。

K先生の次回練習は、3週間後。

※練習往復に聴いた音楽
    井上陽水 氷の世界(40th Anniversary Special Edition)
    井上陽水 UNITED COVER 2
    小田和正 小田日和