私の場合、江口寿史という人を知ったのは、「すすめ!!パイレーツ」が最初だった。
これは買わないわけにはいかない、と思った。
ビニールのフィルムで包まれている。すぐに破るのがもったいなくて、この週末の休日まで待って、さっき開いた。
うーん。
やっぱり素敵だなあ。
女性の絵が多いが、何と言うんだろう、女性の「柔らかさ」の表現。服の布地の質感だとか、とにかく、江口寿史にしか描けない世界だと感じる。
人物だけでなく、背景も含めた、「1枚のイラストレーション」の世界。
私にとっての「小田日和」のように、アーティストが時間をかけて作った、質の高いオリジナルアルバムを思わせる。
時間がある時に、1枚1枚を、時間をかけて味わいたい、そういう作品集だ。
妹一家が、江口氏の近所に住んでいて、よくお見かけすると言っていた。