naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番指揮者の合奏

日 時 : 2016年1月31日(日) 13:30~17:00
場 所 : 市内公民館音楽室
指 導 : 本番指揮者T先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ワーグナーチャイコフスキー(3・4・2・1楽章)
弦人数 : 11・5・5・5・3
弓の毛 : 2本(チャイコフスキー4楽章、同時に2本)※通算5本 

今日で1月も終わり。

今日のオケ練は、本番指揮者T先生の指導による合奏だった。

12月に練習が始まった時、T先生から、「1月までは、「時間」をテーマに練習すること」という指示があった。

いつ音を出すのか、いつ休むのか。1月末までは、それだけに絞って練習するように、とのお話だった。

今日の練習の冒頭では、T先生から、「今日で1月も終わりですね」に始まり、「今日までは、音程だとか、アーティキュレーションだとか、そういうことは言いません。来月からは、それらの練習に移ります」とのお話があった。

6月の本番までのスケジュールで言えば、12月と1月で第1期が終わり、2月からは、第2期に入るということのようだ。その2月には、合宿もある。

まず、ワーグナーの「ローエングリン」第1幕への前奏曲から。

4つで振られた。しかし、付点の音符は、正確を心がけなければならない。

長くはない曲だが、時間をかけて練習した。

次に、チャイコフスキーの4番。

3楽章から。この楽章は、やはり、ピツィカートを最初から最後までムラなくしっかりはじくことができない。色々な都合が顕れてしまうし、テンポも走る。

先日聴いた、ムーティ=シカゴ響の鮮やかな演奏を思い出す。あまりの彼我の差・・・。

続いて4楽章。まだ第1期の練習としては、ゆっくりめのテンポ。

休憩をはさんで、2楽章。

しかし、この冒頭のメロディーは、いかにもオーボエにぴったりだ。オーボエの音色が最も生きる名旋律。ちょうど今、マウントあさま管弦楽団でやっている、ブラームスのヴァイオリン・コンチェルトの2楽章と双璧だろう。

そして、最後に1楽章。やっぱりやるのか、1楽章(笑)。

私にとっての難所、練習記号Qのあたりは、1回目はできた。ラッパを聴かないで、もっぱら、コンミスとセカンドのトップのボウイングを見ながら、もっぱら回数を数えて弾き切れた。

しかし、返しの2回目では、そこに行く前に崩れてしまった。苦手な場所の前にこういうことがあってはだめだ。持ち直すことはできたが。

1回目の演奏の後、「このテンポでやるのは今日が最後です」とT先生。「このテンポで弾けていないとすれば、その人は、練習に遅れているということです」。

返しの2回目は、1回目よりは速かった。敢えて、本番のテンポを試したのか、と思ったが、T先生構想の本番テンポはもっと速いらしい。

来週からは第2期。分奏が2回続き、翌週の合宿でレベルアップを図ることになる。

いずれにせよ、昨日も書いたが、イヤだイヤだと言い続けてきたチャイ4、ここにきて、がんばって取り組もうという意欲がわいてきた。大変な曲であるだけに、やり甲斐も感じる。第2期から本番まで4ヶ月。どこまで苦手を克服していけるか。

※練習往復に聴いた音楽
    フランク 交響曲
       モントゥー=シカゴ響
    チャイコフスキー 交響曲第4番
       ショルティ=シカゴ響
    レハール 金と銀
       バウアー・トイスル=ウィーン・フォルクスオーパー管
    シャブリエ スペイン
       カラヤン=フィルハーモニア管(1960年録音)
    ハイドン ロンドン
       ビーチャム=ロイヤル・フィル
    メンデルスゾーン イタリア
       バーンスタインニューヨーク・フィル