東京CLASSIC地図。
名曲喫茶。あったよなー、私が大学生の頃。
国立の富士見通りに、「ジュピター」という名曲喫茶があって、我々、大学オケの仲間の溜まり場だった。
汲み取り式だった和式のトイレを含め、店内の様子は、今でも目に浮かぶ。
この本には、国立の名曲喫茶「月草」が紹介されている。聞き覚えのない名前だと思ったが、2012年にオープンしたのだそうだ。
機会があれば、一度、行ってみたいものだ。
あ、8月に大学オケのイベントで国立に行くから、その時に。
しかし、名曲喫茶って、今でもこんなにあるんだ。絶滅してしまったかと思っていたけど。
どっか、近場の店に行って、何も考えずに、5時間、6時間、音楽と時の流れに身をまかせて、過ごしてみたいものだ。
ああそうか。
名曲喫茶って、私にとっては、金はないけど時間だけはいくらでもあったあの頃の自分にマッチした空間だったんだな。
今、仕事で忙しくしている生活環境と、名曲喫茶って、にわかには結びつかない。そういうことなんだ。
それはさておき、音楽にふれることのできる空間がいくつも紹介されている、すてきな本だ。
眺めているだけで、何かほっと落ち着く。