naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

沢田研二「ROYAL STRAIGHT FLUSH」

先週、スポニチで、沢田研二が新たなツアーをスタートしたという記事を読んだのがきっかけで、久しぶりにジュリーの歌を聴いてみたくなった。

ウォークマンに入っていたのが、「ROYAL STRAIGHT FLUSH」。1979年にリリースされたベスト・アルバムだ。

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   カサブランカ・ダンディ
   ダーリング
   サムライ
   憎みきれないろくでなし
   勝手にしやがれ
   ヤマトより愛をこめて
   時の過ぎゆくままに
   危険なふたり
   追憶
   許されない愛
   あなたに今夜はワインをふりかけ
   LOVE(抱きしめたい)

改めて思ったが、本当に名曲揃いだなあ・・・。

この時期までにリリースされたシングル曲としては、他にもいい曲がたくさんある。

個人的に私が好きな曲を挙げれば、「胸いっぱいの悲しみ」、「魅せられた夜」、「巴里にひとり」とかね。

しかし、リリース当時、LP2枚組にせず、1枚に納めるとすれば、納得の選曲だ。まさに名曲中の名曲を惜しげもなく投入したという感じがする。

それでいながら、シングル曲でない、「あなたに今夜はワインをふりかけ」(これも個人的には大好き)を入れているところが、またいい。

そして、さらにつくづく思ったのが、この曲順である。このベスト・アルバムは、年代順の配列ではない。

オープニングに「カサブランカ・ダンディ」を持ってきて、「LOVE(抱きしめたい)」でしめくるるまでの流れは、曲想やキーなど、考え抜かれたものだと感じる。

当時は、A面とB面があったわけで、A面に前半6曲、B面に後半6曲が収録されていた。第1部6曲、第2部6曲での構成として見ても、実に納得の曲順である。

まさに、ベスト・アルバムとは、かくあるべし、という1枚だ。

このシリーズは、1981年、1984年に、続編がリリースされている。

ROYAL STRAIGHT FLUSH[2]
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   ス・ト・リ・ッ・パ・ー
   お前がパラダイス
   恋のバッド・チューニング
   TOKIO
   OH! ギャル
   ウインクでさよなら
   渚のラブレター
   酒場でDABADA
   ロンリーウルフ
   さよならを云う気もない
   立ちどまるなふりむくな
   コバルトの季節の中で

ROYAL STRAIGHT FLUSH[3]
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   どん底
   きめてやる今夜
   晴れのちBLUE BOY
   背中まで45分
   6番目のユ・ウ・ウ・ツ
   おまえにチェックイン
   麗人
   ス・ト・リ・ッ・パ・ー
   TOKIO
   サムライ
   勝手にしやがれ
   あなたへの愛

この中では、[3]がやや内容的に遜色があるように思う。