2日(水)、バンベルク交響楽団の演奏会を聴きに行った。
日 時 2016年11月2日(水) 18:30開場 19:00開演
会 場 サントリーホール 大ホール
指 揮 ヘルベルト・ブロムシュテット
ヴァイオリン 諏訪内 晶子
管弦楽 バンベルク交響楽団
曲 目 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」
アンコール ベートーヴェン 「エグモント」序曲
会 場 サントリーホール 大ホール
指 揮 ヘルベルト・ブロムシュテット
ヴァイオリン 諏訪内 晶子
管弦楽 バンベルク交響楽団
曲 目 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」
アンコール ベートーヴェン 「エグモント」序曲
前に、演奏会でもらって帰ったチラシの束の中に、この演奏会のチラシがあり、妻が行きたいと言って、チケットを買ったものだ。
有料のプログラムの表紙。
こちらは、入口で配られていたプログラム。
我々の席は、2階11列、20番・21番。ステージを正面中央から見下ろす感じの席だった。
弦は対向配置。
楽員が舞台に入ってくると、客席からさかんな拍手。楽員は、座らずに客席の方を向いて立ったまま。全員がステージに揃ったところで座った。コンサートマスターも、最後に1人で出てくるのでなく、他の楽員と一緒に出てきた。
前半のコンチェルト、弦は、12・12・8・6・4。
曲が始まって、ああ、いい音だなあ、と、気持ちがすっと落ち着いた。
すばらしい響きだ。
音の切り方に感じ入ってしまった。日頃、音の出を合わせること、切りを合わせることについて、指導者からしばしば注意を受けるが、このオケの音の切り方を聴いて、こういうふうに切らなければいけないんだ、と痛感した。
切るタイミングが揃っているのはもちろんなのだが、このホールで、切った後に音がどう響くのかを、全員が心得ている、ということなのだろう。
諏訪内さんのソロは、かっちりした感じではなく、柔らかい優美なもの。
線の太さや力感よりは、草書体のイメージ。
高いところにある席だったから、そういう印象に聞こえたかもしれないが。
2楽章が特によかった。途中、弦のピツィカートや木管とソロがからむくだりは、本当に絶妙だった。
曲が終わっての拍手。どうしてああ、早いかなあ。拍手をするために、終わるのを待ち構えていたとしか思えない。
音楽としては、最後の音の後、絶対に休符というか、間が必要なはずだが、それがまったくわかっていない輩だ。
20分間の休憩の後、今度は5番のシンフォニー。
弦は、14・14・10・8・6。つまり、両曲とも、セカンド・ヴァイオリンを重視したということか。
指揮者は、基本的に、弦にノン・ヴィブラートを指示したようだ。
(コンチェルトでも同様の指示だっただろうか。聴いていてあまり意識しなかったが)
そのため、この曲の通常のイメージに沿った、ぎっしりと中身の詰まった響きではない。
4楽章は、それまでとはうって変わって、力感充分な演奏だった。
カーテンコールが繰り返される中、ホルン奏者が2人入場してきて、「エグモント」序曲が演奏された。
この演奏会では、このアンコールが一番よかったと思った。
それぞれのパートがやっていること、そして合奏体としてのアンサンブルが、とてもよく見える演奏だったと思う。
とにかく、いいオケだ。妻は、低弦とヴァイオリンがよかったと言っていた。私には、ヴィオラが終始よく鳴っていたのが印象に残った。
京橋に移動して、「世界の山ちゃん」へ。