昨年リリースされた、中森明菜の「BELIE」。
カバーアルバムなのだが、10曲中の最後に、小田(和正)さんの「たしかなこと」が歌われているのに気づき、買い求めてきた。
全曲の歌唱映像(PV)が収録されたDVDがついているので、そちらで取り急ぎ視聴してみた。
おー、たしかに「たしかなこと」だ。
何と言うのか、これはすっかり中森明菜の色に染められた世界だ。
小田和正色は、どこかへ飛んでしまっている。
聴いていて、ほう、と思ったのが、キーがフラット2つのオリジナルであること。
普通、男性の曲を女性がカバーする時には、キーを変えるのが普通だと思うが、小田さんがハイトーンボイスであること、中森明菜がアルト系の声域であることで、オリジナルキーのままで歌えたのだろう。
そのこともあって、小田色が明菜色に染まっていると、なおさら思ったのかもしれない。