昨8日(日)、1月場所が開幕。
テレビでは、それ以上の情報はないままだったが、今日のスポニチによると、昨年末に心臓の手術を受け、自宅療養中とのこと。
経過は良好で、3月場所からは復帰の意向とも書かれている。
そういうことだったのか。
確か、現役を引退した後、割合若い頃に、一度心臓を患ったことがあったと記憶する。
経過が順調で、来場所にはまた元気な姿を見られることを期待したい。
ただ、それはそれとして、北の富士さん不在となって、改めて思うのは、NHKの専属解説者が、北の富士、舞の海の2人という状況で、仮に、北の富士さんが退かれるようなことがあれば(病気のことを別にしても、3月には75歳になる)、まだ若い舞の海氏が、メイン司会者に繰り上がるのだろうか、と。
個人的には、少々賛成しがたいところがある。
舞の海氏は、解説者としては、ややタレント色が濃いように思われる。妻の意見では、「受けをねらいすぎる発言が目立つ」とのことで、私も同感である。
私が、相撲を熱心に観始めた中学生の頃、NHKの専属解説には、神風正一氏、玉ノ海梅吉氏がどっしりと座っていた。彼らの解説を通じて、相撲というものを学んで育った。
以後、出羽錦忠雄氏、緒方昇氏など、親方を務めてから協会を離れた人が、歴代の専属解説をしてきた。
協会で仕事をしたことがあるかどうか、というのは、結構大きな要素であるように思う。舞の海氏には、その要件が欠けている。
思わぬ北の富士さんの休場で、NHK内部でもそうした検討が行われているかもしれない。