naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

北の富士さん休場

昨8日(日)、1月場所が開幕。

朝、新聞のテレビ欄を見たら、NHKの大相撲中継は、正面解説が舞の海秀平氏になっている。

数年来、初日と千秋楽は、正面が北の富士さん、向正面が舞の海氏のコンビと決まっている。

どうしたことかと、録画を観ながら、耳をそばだてると、正面の大坂敏久アナから、「北の富士さんは、体調不良のため、今場所はお休みです」とだけ、アナウンスがあった。

テレビでは、それ以上の情報はないままだったが、今日のスポニチによると、昨年末に心臓の手術を受け、自宅療養中とのこと。

経過は良好で、3月場所からは復帰の意向とも書かれている。

そういうことだったのか。

確か、現役を引退した後、割合若い頃に、一度心臓を患ったことがあったと記憶する。

経過が順調で、来場所にはまた元気な姿を見られることを期待したい。

ただ、それはそれとして、北の富士さん不在となって、改めて思うのは、NHKの専属解説者が、北の富士舞の海の2人という状況で、仮に、北の富士さんが退かれるようなことがあれば(病気のことを別にしても、3月には75歳になる)、まだ若い舞の海氏が、メイン司会者に繰り上がるのだろうか、と。

個人的には、少々賛成しがたいところがある。

舞の海氏は、解説者としては、ややタレント色が濃いように思われる。妻の意見では、「受けをねらいすぎる発言が目立つ」とのことで、私も同感である。

私が、相撲を熱心に観始めた中学生の頃、NHKの専属解説には、神風正一氏、玉ノ海梅吉氏がどっしりと座っていた。彼らの解説を通じて、相撲というものを学んで育った。

以後、出羽錦忠雄氏、緒方昇氏など、親方を務めてから協会を離れた人が、歴代の専属解説をしてきた。

北の富士舞の海体制になって久しいが、思ってみれば、本来、北の富士さんの少し下の世代で、そうした人材を確保しておくべきではなかっただろうか。

協会で仕事をしたことがあるかどうか、というのは、結構大きな要素であるように思う。舞の海氏には、その要件が欠けている。

思わぬ北の富士さんの休場で、NHK内部でもそうした検討が行われているかもしれない。