(何となく、更新が滞っていましたが・・・)
2日(木)、妻とのふとした会話で、「愛知県芸術劇場」に行ってみたい、という話が持ち上がった。
愛知県芸術劇場のサイトを見ると、オペラ劇場を思わせる「大ホール」、それとは別に立派な「コンサートホール」もある。
イベントを調べたところ、6月17日(土)に、大ホールで、名古屋国際音楽祭の一環として、イタリアのパレルモ・マッシモ劇場による「トスカ」が上演されることがわかった。
これはいい、ということで、会員登録している、某サイトを通じて、チケットを予約することにした。このサイトでは、小田(和正)さんのツアーのチケットなど、以前からしばしば利用している。
「ジークフリート」は、複数回上演されるが、行くなら6月17日が一番都合がいいのだった。
しまった、これはいけない。
購入手続き終了間際ではあったが、やめることにした。
ページを見ると、「手続きを終了する場合は、ブラウザを閉じて下さい」というような意味の記載が。私は、そのページのタブを「×」をクリックして閉じた。
やれやれ危なかった。確認してよかった~。
こちらは、「トスカ」とは別の「コンサートホール」での公演だが、「大ホール」はまたの機会として、ともかくもその場所へ行けるということでよしとしよう、と、申し込むことにした。
順調に手続き終了。
このサイトでは、購入手続きが済むと、すぐに確認のメールが届く仕組みだ。
どれどれ、とメールの受信を確認してみて、仰天した。
「お手続きが終了しました」というメールが2通来ているのだ。
「トスカ」の方も購入が成立してしまっている。
「○○○をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。naokichi様のお申込みを下記の内容にて承りましたのでご確認ください」
「ご指定のクレジットカードで決済を完了しました」
「発券期間:2017/02/03(金)18:56~2017/06/18(日)21:00」
これには動揺したねえ。
「<注意事項>お申込みいただいた内容の変更や取消しはできません」
まあ、それはそうだろうけど、当方としては、購入手続きを完了した覚えがないのだよ。
メールの末尾に、問い合わせ先のURLが書かれている。
そこに、当方としては申込手続きを中断してタブを閉じたこと、購入成立後に変更・キャンセルができないことは理解するが、購入手続きを完了した認識がないこと、こうしたケースでの対応につき教えてほしい旨を書き込んだ。
翌3日(金)、返信が入ったので開いてみた。
「お問合せの件、お申込みの下記公演につきまして、誠に申し訳ございませんが、お申込みいただいた内容は、手続き完了後、キャンセルや変更を承ることができません」
「弊社サイト上の先着受付は、お客様側にて「同意して購入」ボタンを押すことにより申込完了となり、お客様が「同意して購入」ボタンを押していない状況で申込みが完了することはありません」
「弊社を含めた全プレイガイドは興行主催者と、お申込み後の変更・キャンセルはお受けしないというお約束のもと、チケットの委託販売を行っており、(中略)お客様のご希望でお申込みが完了されましたチケットにつきましては、理由の如何を問わずキャンセルおよび、変更はお受けできません」
「チケットの発券手続きおよび受取りをされなかった場合、公演当日ご来場されなかった場合にも、払戻しは行いません」
「お客様のご要望にお応えできず、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます」
私には、誠に紋切り型の文章に見えた。こちらはそういうことを言っているんじゃないんだ、と腹立たしさを覚えた。
このまま、発券手続きをするのは、事態を認めたことになるが、かと言って発券手続きをせぬまま発券期間が過ぎ、クレジットで代金が引き落とされるだけどいうのは、もっと困る。
これは、直接話をしなければなるまい、と、翌4日(土)に、問い合わせ窓口に電話した。
電話に出た男性は、大変丁寧な対応で、好感は持てた。
再度、当方の認識を伝えた。当方が行った行為を説明し、断じて最終的な購入同意のボタンはクリックしていないことを何度も強調した。
購入成立後の変更・キャンセルがきかないことは、何度も利用しているので、理解している。ただ、今回は絶対に購入を完了していない。これは苦情でなく、困っているのでどうしたらよいかの相談である、と話した。
相手の男性は誠実な態度で話を聞いてくれて、経過を調べてもくれた。しかし、返事の骨子としては2つ。
・クレジット会社の決済は完了しているので、変更・キャンセルはできない。
・お客さまは購入手続きを中断したとの認識だが、購入手続きが完了しなければ、確認メールは送信されない仕組みので、購入手続きは完了していると言う他はない。
互いに同じ話を何度か繰り返すやりとりとなった。
何故こういうことになっているのか、例えば購入手続きのログなど、当方が納得できるような、具体的で詳細な説明はもらえないか、と迫った。電話は中断され、誰かと相談している様子だったが、結局応じてもらえない。
クレーマーでない当方としては、他に主張する材料もないので、やむなく電話を打ち切った。
それにしても、どうしてなんだろう。
確かに、当方にもしミスがあるとすれば、「ブラウザを閉じて下さい」との記載に対して、そうはしなかったことだ。ブラウザを閉じず、申込手続きのタブを閉じた。
このことで、購入手続きが成立してしまったのだろうか。
電話ではこのことにもふれたのだが、明確な回答はなかった。
ということで、手元には、2週続けての名古屋での演奏会のチケットが2枚ずつ。
さて、どうしよう。「ジークフリート」をあきらめて、2週続けて名古屋に行くのか?
とりあえず、妻とは、こういうことが今後あったら、パソコンのオペレーションには気をつけないといけないね、という話をしている。