naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「ドイツ・レクイエム」本番終了~「フロイデ・コーア・ヨコハマ」演奏会

2日(日)、マウントあさま室内合奏団として参加した、「フロイデ・コーア・ヨコハマ」の演奏会、ブラームスドイツ・レクイエム」の本番が終了。

演奏会場のミューザ川崎には、9:00集合の指示だった。

8時過ぎ、チェックアウト。

朝食は、ホテル近くで見かけた、バーガーキングで。マクドナルドやモスバーガーも近くに見かけたが、バーガーキングって珍しいから。

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モーニングメニューの、スパム&チーズ。

食べながら、スコアを見てウォークマンで6楽章を聴く。

川崎駅の通路、ミューザ川崎に向けて折れるところに、「ザルツブルクの鐘」というのがある。

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あっちがザルツブルクなのか。後で調べて知ったが、川崎市ザルツブルク市は、友好都市としての提携関係にあるのだそうだ。ミューザ川崎東日本大震災で被災した際も、支援があったとのこと。

また、その近くには、本日の公演の表示も。

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屋内に入ると、オーボエのSさんがおられ、着衣に貼るシールを配っていた。ホールを出入りするにあたり、オケの者であることを示すためだ。

エスカレーターで、ホール入口がある「歓喜の広場」に上がると、既にオケメンバーが多数来ていた。

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9時過ぎ、入館。

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ミューザ川崎には、過去、聴衆として2回来ているが、演奏者として入るのは初めて。

楽屋と表示された方に行くと、ステージバックヤードに出た。

壁一面に、楽器を置く棚が設置されている。

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また、そこは、広々とした空間になっており、テーブルと椅子が多数置いてあって、飲食ができる。開演前の昼食休憩時には、多くのオケメンバーがここに座って昼食をとっていた。

水が出る蛇口のついた流し台も複数設置されている。

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ちょっと離れたところに、喫煙ルームが設置されている。

何か、楽屋側の舞台裏というには居住性が高くて、びっくり。こんなホール、初めてだ。

ステージセッティング。やっぱり、素敵なホールだなあ。

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ハープ3台!

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10時過ぎ、集合、着席。

ヴィオラのトップは、NHK交響楽団のM先生という方。前日までの事前練習ではお目にかかっていないので、本番当日になって初対面である。

本番のヴィオラは、エキストラも含め、11人。私は、3プルトの表。長野でのワークショップ同様、Oさんと組ませていただけるのが心強い。

10時半前、最終リハーサル開始。

2楽章から始めて、曲順に7楽章まで。最後に1楽章。

トップのM先生からは、都度、アドバイスをいただくことができた。

12時半過ぎ、リハーサル終了。

開場の13:20まで、いくらもない。

とりあえず、昼食を買いに出かける。

不案内なミューザ川崎の中を歩いていると、セブン-イレブンが見つかったので、入る。オケメンバーの多くが、レジ前に並んだ。

楽屋で急ぎ食べる。

ナポリタン。

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あっという間に、開場、開演となった。

リハーサルの時は、アメリカンスタイルで、との話で、1ベルが鳴ったら、勝手に入って弾いていてよく、その間に合唱団が入場する、となっていたが、開演直前に段取りが変わったらしく、1ベル後にまず合唱団が入場し、その後オケが入る形になった。

ステージに出て客席を見上げると、巨大なミューザ川崎シンフォニーホール、満席とまではいかないにせよ、上の方の席まで埋まっていた。

すごいなあ、フロイデ・コーア・ヨコハマ。

●フロイデ・コーア・ヨコハマ 第12回演奏会


日 時 2017年4月2日(日) 13:20開場 14:00開演
会 場 ミューザ川崎シンフォニーホール
指 揮 横島 勝人
ソプラノ 相原 里美
バリトン 谷  友博
管弦楽 マウントあさま室内合奏団
合唱指揮 小屋敷 真
合 唱 フロイデ・コーア・ヨコハマ
曲 目 ブラームス ドイツ・レクイエム

本番は、エネルギー全開で、自分なりにはがんばって弾いたものの、「ドイツ・レクイエム」という音楽、本当に高い山だった。

どんな本番でも細かな弾き間違いは常だが、この曲には、どうしても余裕を失わせるものがあり、大きな間違いを何度かしてしまい、周囲の皆さんに迷惑をおかけした。本番って、予想外の事態が起こるよね、では済まないことだった。

特に謙著だったのは、楽譜の段の読み間違い。個々の音符以前に、段そのものを追い損ねることが、何度もあった。

隣で弾いておられるOさんにしてみれば、え、何? と思うことが多々あったはずで、本当に申し訳なかった。終演後、お詫び申し上げた。

3月の、長野でのワークショップから取り組んだ、「ドイツ・レクイエム」。

ワークショップでの軽井沢大賀ホール、今回のミューザの演奏会と、2回の本番。

これまでほとんどなじみのなかったこの音楽が、ヴィオラ弾きの自分にとって宝物のような曲であることを知った。

個人的には本当に貴重な経験であり、収穫があったが、オケの一員としては、反省の残る演奏会だった。

さて、終演後。

普通なら打ち上げに移動、というところだが、今回はエントリーしなかった。

来聴して下さった、会社の先輩方と会うためだ。

今回の演奏会には、会社の先輩がお二人、来て下さった。T氏とM氏である。お二人とも、浦安オケの演奏会には、毎回来て下さっている。

両氏が、「ドイツ・レクイエム」をお好きであることを、以前から聞いていたので、ご案内したところ、来聴いただけたものだ。

お二人とも、既に会社を退かれており、翌日に会社で感想をうかがうことはできないので、事前にご相談し、終演後、お会いして食事をすることにしていた。

終演後、急いでホールを出て、「歓喜の広場」で両氏と落ち合う。

ラゾーナ川崎プラザの中にある、西安餃子に入って、軽く飲み食いしながら、あれこれ語り合った。

T氏は、演奏活動はされないが、宗教観の切り口からのお話。M氏は、日頃、合唱をされており、「ドイツ・レクイエム」も、日本フィルと演奏したことがあるとのことで、その角度からのお話。

三者それぞれの立場から、「ドイツ・レクイエム」という作品について、またこの日の演奏について、尽きることなく話した。

両氏、等しく、「今日、「ドイツ・レクイエム」が聴けてよかった」、と言って下さった。

マチュアの演奏でありながら、そう言っていただけることは、嬉しくありがたいの一言に尽きる。

演奏する側、聴く側、それぞれが得難い時間を共有できたこと。

その一隅に自分がいられたこと。

何と幸せなことだろう、としみじみ思った。

演奏上の反省は多々あるのだが、それを厚かましく脇に置かせてもらえれば、本当に出てよかったと思える本番だった。

一緒に演奏することを許して下さった皆さま、ありがとうございました。忘れられない演奏会になりました。

※前日練習、本番、往復に聴いた音楽
    ブラームス ドイツ・レクイエム
       メータ=イスラエル・フィル
       バレンボイムロンドン・フィル
    チャイコフスキー 交響曲第5番
       アバド=ロンドン響
    チャイコフスキー 悲愴
       ベーム=ロンドン響