naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

夜桜の補充?効果

ここ数日、夜、会社を出て、日本橋さくら通りなど、咲き誇る桜の樹の下を歩いて帰ることが続いた。

そうした時に思ったことがある。

我々日本人は、夜桜というものに、昼間見る桜とはまた違った風情を感じるところがあるが、そのことについてである。

ある晩、夜桜を見上げて歩いていて、ふと思ったのは、「夜見る桜って、見ようによっては、ただ白っぽいだけの花ではないか?」ということだった。

毎年毎年、桜の花を楽しみに見ている我々は、「昼間の桜」の上品なピンク色を知っていて、夜、同じ桜の樹を見ている。

その時に、昼間の桜が、夜には違う様相を見せることを、対比して楽しんでいるところがあるのではないか、と思った。

会社帰りによく歩く、呉服橋の交差点近く、外堀通りヤマダ電機のあたりでは、外国人観光客が観光バスを乗り降りする場面に遭遇するが、例えば、たまたま夜の時間帯にバスを下りて歩いている外国人が、桜の樹を目にしたとしても、わあー、すばらしい、とは思わないのではないか。昼間の桜を知らなければ。

そんな気がしたのだ。

昼間の桜を知っていることが、夜の桜を見る時に、何かを補充?するような効果があるように思うのだ。

ちょっと別の話になるが、この写真。

イメージ 1


これは、昨14日(金)の会社帰り、日本橋さくら通りに外堀通りから入るあたりだ。

もうだいぶ葉桜になってしまっており、昼間だと、もう桜も終わりだな、とさみしく思ったりするのだが、こうして夜見ると、昼間ほどには葉も目立たない。

どこか頭の中で、盛りの頃の桜を補充して見ているような気もした。夜の桜は、そんな見方ができるのかもしれない、と思った。

※ちなみにこの写真の場所で4月6日(木)に撮影した写真は、こちらの記事の一番上です。
    満開!
       https://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/65707158.html