5月28日(日)、甥(妹の長男)から電話があった。
入籍した、との連絡であった。
甥ももうそんな時期になったのか、と感慨ひとしおのものがあった。
甥は、木更津の父母にとっての初孫であった。その後、姪も生まれた。
ゴールデン・ウィーク、お盆、正月の木更津への帰省時には、妹一家も東京から来る。そうした機会に、甥、そして姪の成長を見てきた。
甥に関して、最初の思い出は、ぎっくり腰である。
1990年のお盆休み、木更津の実家で、「伯父ちゃんと一緒に向こうへ行こうね」などと言いながら、まだ赤ん坊だった甥を抱き上げた時に、腰に激痛が走った。私にとって生涯初めてのぎっくり腰だった。これがぎっくり腰というものなのか、と驚いた。
この件は、ずっと伏せていたが、甥も大きくなったことだし(確かもう大学に入っていたと思う)、昔のエピソードとして話してみようかと思い、木更津で会った時に話した。
甥には当方の予想していたよりもインパクトのある話だったようで、その後しばらくは、会うたびに「伯父ちゃん、俺のこと恨んでる?」と聞いてきた。話さなければよかったか、と思ったものだ。
大学入学後は吹奏楽団でチューバを吹いており、一度演奏会を聴きに行ったことがある。
そして、成人。
大学院に進学して学業を修め、卒業後は、某食品メーカーに就職した。
就職しての配属は、京都。甥にとっては、初めて親元を離れての生活となった。
2014年4月に、京都の福知山に出張する機会があった。
福知山への道中、このあたりで甥が生活し、働いているんだなあ、と思ったものだ。訪ねる時間はなかったが。
尚、この出張は、予定の新幹線に乗り遅れるという痛恨事もあり、そのことでもいまだ忘れられない。
以後、京都勤務が続いてきた甥だが、今般めでたく入籍の連絡をもらった、というわけだ。
聞くところでは、お相手の方とは、大学時代からのおつきあいらしい。遠距離恋愛を実らせての結婚ということのようだ。
とりあえずは入籍を済ませ、京都での新婚生活は、夏からを予定しているとのこと。
いずれ、お相手の方とお目にかかる機会もあるだろう。
あのぎっくり腰の赤ん坊(笑)が、27年後の今、とうとう結婚。過ぎ去った時の長さ、そして速さ。また、自分もそれだけの歳を重ねたのだとしみじみ感じさせられる。
おめでとう、T君、Eさん。