naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

新入幕から2場所連続2ケタ勝利

入幕2場所目の阿武咲が、7月場所、10勝を挙げ、先場所の10勝に続いての、「新入幕から2場所連続2ケタ勝利」となった。

NHKの放送で知ったのだが、これは史上7人目の記録なのだそうだ。

過去は、初代若ノ花、二代目玉ノ海、初代若ノ海、武雄山白鵬露鵬の6人だったとのこと。

そうなんだ。結構貴重な記録なんだな。

白鵬あたり、何か当然という気がするが、一方で、歴代の大横綱と称される人がことごとくいない。

大鵬。新入幕は、あの有名な初日からの11連勝。しかし、翌場所は、7勝8敗だった。これは、大鵬にとって、休場場所を除き、15日皆勤して負け越した生涯唯一の場所である。

北の湖。新入幕の場所が、初日から7連敗で5勝10敗。翌場所は十両陥落。

千代の富士。新入幕の場所が、5勝10敗。翌場所は十両陥落。

貴乃花。新入幕の場所が、4勝11敗。翌場所は十両陥落。

これら3人、後年の大横綱も、新入幕で10勝どころか、大負けして十両に逆戻りしているのだから、この記録には無縁。

そう考えると、阿武咲の記録は、めったにないものであって、評価に値する。

ところが。

その阿武咲は、今場所の三賞を受賞できなかった。選考委員会の結果、今日勝てば、敢闘賞ということになってはいたが、その相手が御嶽海であることを考えると、これは少なからず酷な条件ではなかっただろうか。

こうなったら、阿武咲には、9月場所で、新入幕から3場所連続の2ケタをねらってもらいたいところだ。