14:30から、ロビーで街角コンサートがあるので、部屋でちょっと一服した後、聴きに行った。

「和玲の会」という名前のユニットで、箏、フルート2本、キーボードの編成だった。
これまでに色々なところで981回演奏しており、今年中には1,000回に到達するのだそうだ。
フルート四重奏曲、アイネ・クライネ、「フィガロの結婚」の「恋とはどんなものかしら」、40番のシンフォニーの1楽章などが演奏された。
楽しい演奏だった。
その後は、相撲を観て、温泉に浸かり、夕食。
宇奈月3泊中、最初の2日の夕食は、オケ仲間とだったので、夕食を家族でとるのは、この日が最初で最後。
それはそうと、心配なのは台風18号である。
滞在中、折にふれて台風情報は見ていた。
16日(土)、「フィガロの結婚」の演奏会本番は、台風の影響を感じぬまま終わった。
オケの皆さんは、大方本番当日もしくは翌朝帰られたようで、結局、今回の演奏会は昨年と違って天候が悪くないまま終わったからよかったねえ、との話が、有志の打ち上げでも出ていた。
そんな中、「実はもう2泊するんですよ」、「えー?」なんていう話をしていたのだった。
明けて17日、進路予想では、帰京する18日(月)の朝、まさに今いる富山あたりを通過する構えであった。
のんびりトロッコ電車になんか乗ってていいのか? 場合によっては、1泊キャンセルして、17日の内に帰京すべきではないか? と半分思いつつも、結局は予定通りの行動に終始して、夕食のテーブルを囲むことになった。
さすがに心配で、食べながらテレビの台風情報を見つめる。
一度九州に上陸した台風は、四国に再上陸して北東に向かっている。
明日の朝が問題である状況に変化はなかった。
ホテルの方には、とりあえず黒部宇奈月温泉駅に行くタクシーの予約を頼み、万一新幹線の運行に問題があれば、もう1泊するかもしれない、と伝えた。
とは言うものの、19日(火)は会社に行かねばならない。新幹線がだめなら、何か代替手段がある限り、遅くなろうと私だけでも18日の内に帰京しなければ、と覚悟を(半分)決めた。
19日、もし会社に行けなかったら・・・。
地震などと違って、台風は来ることがわかっている。わかっていて旅行先にとどまっていたことは、危機管理意識の欠如として責められるだろうな、と思った。
そんなことを思いながらの夕食。
白えびの唐揚げ。美味しかった~。
