「ドリーの子守歌」、「華麗なる大円舞曲」と2曲演奏されたところで、MC。15年ぶりに集まったメンバーの紹介。
このところ、アニバーサリーが続いている、という話。
「ボレロ」、「ヴォカリーズ」、「フリントストーン」の3曲が終わると、恒例のコンサートグッズの紹介コーナー。
今回は、最後に必ずやる「あの曲」に向けて、おなじみの「はかせんす」に加え、「ニューアイテム」として「ハカシェーカー」を投入したとの説明。
「あの曲」は、中間のパフォーマンス6分を含めて、13分かけるので、是非ともこれを買って一体になりましょう、と呼びかけられた。
「ラ・ジターヌ~気まぐれ女」、「ハンガリアンダンス」、「ミッションインポッシブル」の3曲が続けて演奏され、第1部は終了。
休憩は20分。
グッズ売場には長蛇の列ができた。20分で足りるのか? と思われる人数だ。
開演前に「はかせんす」を購入済みの妻も、再度並んだ(笑)。
これら、全部買いました。
席に戻って、さっそく「ハカシェーカー」を取り出す。
第2部は、ステージ前面にメンバーが並ぶ。
天野さんは鍵盤ハーモニカ、西嶋さんはヴァイオリンに持ち替え。
「おお、スザンナ」をカントリー風に軽やかに演奏した後、仙道さんがカホンにまたがって加わり、「ひまわり」。
続いて、先日リリースされた、仙道さんのニュー・アルバム「Saoli’s Recipe」から、「Road of Happiness」。
その後のMCでは、15周年を迎えたHATSレーベルについて語られた。
かつてのECM、あるいはウインダムヒルのように、「名前を聞いたら、どんな音楽なのかが思い浮かべられるレーベル」を目指してやってきた、とのことだった。
HATSレーベルの中核アーティストの一人、柏木さんのニュー・アルバム「TODAY for TOMORROW」から、「Reminiscence」が演奏された。
さらに、「WITH ONE WISH」。
そして、「懐かしのコーナー」(昨年からの参入なので、我々にはわからないのだが)と紹介された、「葉加瀬太郎のふれあい散歩道 パート3」。
葉加瀬さんの1日に密着取材したものだが、小田(和正)さんのご当地紀行を思い出した。
「サリーガーデンセット」、「アナザー・デオ・オブ・サン」の2曲が演奏された後、いよいよ「あの曲」、「情熱大陸」。
全員が立ち上がる。妻は「はかせんす」、私は「ハカシェーカー」を振って参戦(翌日は筋肉痛・・・)。場内の写真撮影は禁止だが、ステージターゲットでなくて、熱狂の聴衆を撮ったものなので、ご勘弁。
中間のパフォーマンスは、昨年はダンスだったが、今回はドラム演奏だった。ステージ前面に、あれは何という楽器なんだろう、スルド? フロアタム? とにかく太鼓が横一列に6つ並べられていて、メンバー全員でこれをたたくパフォーマンスだった。
19:32、本編終了。
アンコールとして、「瑞風」が演奏された。
恒例の記念撮影。ステージ奥から客席に向けて撮影した写真は、毎回ツイッターに投稿される。
その後、「一本締め」が行われたのだが、さらにMCが続き、最後にもう1曲、と「ドリーム」。
19:55終演。
前回とはだいぶ違うライブだったが、どちらもよかった。
感じるのは、葉加瀬さんの商売っ気というか、計算高さというか、そんなことだ。
グッズ紹介コーナーにはかなり時間をかけて、買ってくれ、買ってくれと訴えかける。
また、HATSレーベルのアーティストのアルバムリリースにもふれて、そこからの曲も演奏する。
ロビーではもちろん、それらのCDやDVDが販売されて、どのアーティストも購入者との握手会を行う。
「WITH ONE WISH」についてのMCでは、スポンサーである日医工にもふれる。
また、HATSレーベルのアーティストのアルバムリリースにもふれて、そこからの曲も演奏する。
ロビーではもちろん、それらのCDやDVDが販売されて、どのアーティストも購入者との握手会を行う。
「WITH ONE WISH」についてのMCでは、スポンサーである日医工にもふれる。
結果として、3時間のライブにおいて、葉加瀬太郎その人の作品が演奏される曲数は思いの外多くない。こうした構成、時間配分には、非常に商売に率直という感じを受ける。さすが関西人?
しかし、あざとさや嫌味を感じるまでには至らない。それはやはり、繰り広げられる演奏の水準が高いからだ。
その自負あってこそのスタイルなのだとつくづく感じた。