naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

葉加瀬太郎コンサートツアー2017 VIOLINISMⅢ <2>

「ドリーの子守歌」、「華麗なる大円舞曲」と2曲演奏されたところで、MC。15年ぶりに集まったメンバーの紹介。

このところ、アニバーサリーが続いている、という話。

2015年 デビュー25周年
2016年 ソロデビュー20周年
2017年 HATSレーベル発足15周年
(そして、後刻のMCで話されたが、2018年は葉加瀬太郎生誕50周年)

ボレロ」、「ヴォカリーズ」、「フリントストーン」の3曲が終わると、恒例のコンサートグッズの紹介コーナー。

今回は、最後に必ずやる「あの曲」に向けて、おなじみの「はかせんす」に加え、「ニューアイテム」として「ハカシェーカー」を投入したとの説明。

「あの曲」は、中間のパフォーマンス6分を含めて、13分かけるので、是非ともこれを買って一体になりましょう、と呼びかけられた。

「ラ・ジターヌ~気まぐれ女」、「ハンガリアンダンス」、「ミッションインポッシブル」の3曲が続けて演奏され、第1部は終了。

休憩は20分。

グッズ売場には長蛇の列ができた。20分で足りるのか? と思われる人数だ。

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開演前に「はかせんす」を購入済みの妻も、再度並んだ(笑)。

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これら、全部買いました。

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席に戻って、さっそく「ハカシェーカー」を取り出す。

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第2部は、ステージ前面にメンバーが並ぶ。

天野さんは鍵盤ハーモニカ、西嶋さんはヴァイオリンに持ち替え。

「おお、スザンナ」をカントリー風に軽やかに演奏した後、仙道さんがカホンにまたがって加わり、「ひまわり」。

ヴァイオリン2、チェロ、ギター、鍵盤ハーモニカ、カホンという編成だが、ヴィオラはなくてもなりたつんだなあ・・・(笑)。

続いて、先日リリースされた、仙道さんのニュー・アルバム「Saoli’s Recipe」から、「Road of Happiness」。

その後のMCでは、15周年を迎えたHATSレーベルについて語られた。

かつてのECM、あるいはウインダムヒルのように、「名前を聞いたら、どんな音楽なのかが思い浮かべられるレーベル」を目指してやってきた、とのことだった。

HATSレーベルの中核アーティストの一人、柏木さんのニュー・アルバム「TODAY for TOMORROW」から、「Reminiscence」が演奏された。

さらに、「WITH ONE WISH」。

そして、「懐かしのコーナー」(昨年からの参入なので、我々にはわからないのだが)と紹介された、「葉加瀬太郎のふれあい散歩道 パート3」。

葉加瀬さんの1日に密着取材したものだが、小田(和正)さんのご当地紀行を思い出した。

「サリーガーデンセット」、「アナザー・デオ・オブ・サン」の2曲が演奏された後、いよいよ「あの曲」、「情熱大陸」。

全員が立ち上がる。妻は「はかせんす」、私は「ハカシェーカー」を振って参戦(翌日は筋肉痛・・・)。場内の写真撮影は禁止だが、ステージターゲットでなくて、熱狂の聴衆を撮ったものなので、ご勘弁。

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中間のパフォーマンスは、昨年はダンスだったが、今回はドラム演奏だった。ステージ前面に、あれは何という楽器なんだろう、スルド? フロアタム? とにかく太鼓が横一列に6つ並べられていて、メンバー全員でこれをたたくパフォーマンスだった。

19:32、本編終了。

アンコールとして、「瑞風」が演奏された。

恒例の記念撮影。ステージ奥から客席に向けて撮影した写真は、毎回ツイッターに投稿される。

今回の写真はこちら。2階席のどっかにいます。
    https://twitter.com/tarohakaseHATS/status/942019018608623616

その後、「一本締め」が行われたのだが、さらにMCが続き、最後にもう1曲、と「ドリーム」。

19:55終演。

前回とはだいぶ違うライブだったが、どちらもよかった。

感じるのは、葉加瀬さんの商売っ気というか、計算高さというか、そんなことだ。

グッズ紹介コーナーにはかなり時間をかけて、買ってくれ、買ってくれと訴えかける。
また、HATSレーベルのアーティストのアルバムリリースにもふれて、そこからの曲も演奏する。
ロビーではもちろん、それらのCDやDVDが販売されて、どのアーティストも購入者との握手会を行う。
「WITH ONE WISH」についてのMCでは、スポンサーである日医工にもふれる。

結果として、3時間のライブにおいて、葉加瀬太郎その人の作品が演奏される曲数は思いの外多くない。こうした構成、時間配分には、非常に商売に率直という感じを受ける。さすが関西人?

しかし、あざとさや嫌味を感じるまでには至らない。それはやはり、繰り広げられる演奏の水準が高いからだ。

その自負あってこそのスタイルなのだとつくづく感じた。

尚、このツアー、27日(水)の東京国際フォーラムでの公演が、
WOWOWで生中継されるとのことである。