naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番指揮者のラフ2合奏に終盤ガス欠

先週の練習記事に、入船交差点の桜の写真を載せたが、1週間経って桜が終わったと思ったら、美浜中学校に向かう道にはツツジが咲き始めている。

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日 時 : 2018年4月8日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜中学校武道場
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : プレ・コンサート曲、ラフマニノフ(1・4・2楽章)
弦人数 : 11・11・7・8・3
弓の毛 : 1本(ラフマニノフ4楽章)

先週に引き続き、本番指揮者Y先生の指導による合奏である。

まず、開演前のプレ・コンサートの曲の練習。本番指揮者でのこの曲の練習は初めてだ。テンポの動かし方など、指揮者の要請が少しわかった。

休憩の後、ラフマニノフの2番。先週は、3楽章と1楽章だったが、今回は1楽章から。

序奏部分で、「音が薄い」との指摘があった。フランス語のような感じの音楽になっているが、ロシア語をしゃべってくれ、との指示。

以後も、「音の入りははっきり。弱音であっても会場の隅々に届くように」、また、「強弱の差をできるだけ大きくつけるように」との指示もあった。

「濃い音楽」を指向されていることがわかる。過去にY先生にチャイコフスキーの「悲愴」、あるいはボロディンの「イーゴリ公」序曲を振っていただいたことがあるが、その時も同様だったことを思い出す。

Y先生は、必ずしも常に拍節をはっきりと振って下さるわけではないので、特にこの1楽章では、指揮だけ見ているのでは、拍やテンポがわからなくなる、あるいは迷う場面がいくつかあった。これを補うには、スコアを勉強する必要があると痛感した。他のパートの動きを頭に入れておかなければ。

1楽章は練習番号20番の少し先までで終了し、小休憩をはさんで4楽章。

Y先生のテンポでは、音符やボウイング記号を追いきれないところがいくつもある。これも今後の修練しかない。
(そもそも、音符やボウイング記号を目で追いながら弾いているのではだめだ。頭と身体で覚えて弾かなければならないが、本番2ヶ月前にしてまだまだその域に遠い)

そして、最後に2楽章。

このラフ2で、1日の練習において3つの楽章を弾くのは、たぶん、Y先生以外の指導者でもこれまでなかったのではないかと思う(合宿は除く)。こんなに疲れるのか、と思ったとたん、気力も萎えてしまい、2楽章の後半は急についていけなくなってしまった。

肉食わなきゃなあ。ボルシチとかも。

Y先生の合奏では、特定のパートを取り出してメカニックな練習をする場面は少ない。それより、音楽の流れなど、指揮者としてこうしてほしい、ということを、歌いながら説明されることが多い。

例えば、4楽章では、フレーズが短すぎるのでもっと長く歌うように、とメロディの生起から流れを歌って示された。

カニックな部分は、今後別の指導者の練習や、個人練習でレベルアップしていくしかないが、Y先生が求めるものは、合奏回数を重ねる中で、身体に覚え込ませて行かなければならない。これだけは、練習場その場での勝負となる。

課題をたくさん自覚した、先週、今週の本番指揮者合奏だった。

来週は、午前がヴィオラ分奏、午後が弦分奏である。

プロの指導者によるヴィオラだけの分奏は、史上初。主にラフ2を見て(診て、か?)いただく予定。教えていただきたい箇所を、パートメンバーで出し合い、指導者の先生にメールでお伝えした。

※練習往復に聴いた音楽
    モーツァルト 交響曲第40番、第41番
       カザルス=マールボロ音楽祭管
    ベートーヴェン 交響曲第5番、第7番
       ズヴェーデン=ニューヨーク・フィル
    チャイコフスキー 悲愴
       クルレンツィス=ムジカエテルナ