naokichiオムニバス

66歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

紀尾井ホール室内管弦楽団第113回定期演奏会

21日(金)、紀尾井ホール室内管弦楽団定期演奏会を聴きに行った。

目的は、今井信子先生がソロを弾かれる、モーツァルトのK364だった。

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日 時 2018年9月21日(金) 18:30開場 19:00開演
会 場 紀尾井ホール
指揮・ヴァイオリン ライナー・ホーネック
ヴィオラ 今井信子
管弦楽 紀尾井ホール室内管弦楽団
曲 目 モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調
     モーツァルト セレナーデニ長調「ハフナー・セレナーデ」
     [アンコール] モーツァルト 行進曲ニ長調K249

私の席は、1階4列20番。自分で席を選べたら、こんな前の席はとらない。上手側、外配置のヴィオラが目の前。

メンバー表に、クァルテット・エクセルシオの大友肇さんの名前が載っている。トップサイドに座って弾かれた。

中央に譜面台が2台並べて立ててある。

ホーネック氏と今井先生が登場。指揮とヴァイオリン・ソロを兼ねるホーネック氏が下手側、今井先生が上手側。

ソリストは、ソロがない部分では、トゥッティを弾いた。譜面台はそのためのもののようだ。

ホーネック氏は、指揮と言っても、各楽章の最初のテンポを出す程度で、ステージ上では、いわゆる指揮者の動作はなかった。

トゥッティを弾いている時、今井先生の音は、立ち位置のせいか、独立して聞こえた。

この曲の2楽章は、c-mollだが、「モーツァルト短調」は、やはり特別な世界だと感じながら聴いた。

それにしても、この編成のコンチェルトを、不勉強にして他に知らないが、ヴィオラという楽器の魅力を存分に聴ける点では、音楽史上屈指の傑作ではないだろうか。

加えて、3楽章などは本当に楽しい音楽だ。この楽章の大詰めから曲尾に向けては、ちょっと経験できない高揚感を得られた。ソリスト2人も本当に楽しそうだった。

曲が終わったところで、客席からは、ブラボーではなく、感極まったような歓声が上がった。

聴いていて、この曲を自分でも弾いてみたい、とつい思ってしまった。まったく無謀な話ではあるが。

休憩後、後半は「ハフナー・セレナーデ」。

この曲は、音源もベームベルリン・フィルくらいしか持っておらず、日頃、あまり聴かない。

プログラム冊子を読んで、8楽章もあるんだ、1時間もかかるんだ、と改めて思った。シンフォニー2曲分だもんね。

ファーストヴァイオリンの1プルト目の右脇前方に、譜面台が置いてある。

前半でコンマスを務めた千々岩英一氏が、この曲ではトップサイドに座り、最後に登場したホーネック氏がコンマスの位置に座った。

この曲でも、ホーネック氏は指揮の動作はせず、コンマスとして全体をリードした。2楽章から4楽章までの、コンチェルト楽章では、前方の譜面台の前に立って演奏した。

しかし、4楽章のロンドは、ちょっと長いというか、しつこいな(笑)。ロンドだから仕方がないけど、何度も何度も同じメロディが戻ってくると、もういいんじゃないの? と言いたくなる。

楽章3つのコンチェルトが最後に盛り上がって終わると、客席から拍手が起きた。まあ、こういう機会音楽はそれでいいのだろう。

セカンド・ヴァイオリンのトップの女性奏者が、終始、ホーネック氏の方を向いて合わせていた。この曲、セカンドが大変そうに見える場面は多数あった。

6日前に、宇奈月温泉で、「魔笛」を演奏した記憶が新しいが、この「ハフナー・セレナーデ」を聴きながら、「これが、「プロのモーツァルト」というものなのだ」と、つくづく思った。すごい・・・。

しかし、やっぱり長いな、この曲(苦笑)。4楽章までで終わっても全然OKだと思うけど、それでは曲の依頼に沿わないんだろうな。

モーツァルトのこういう音楽は楽しいので、長くても別に苦痛にはならないが、何と言うんだろう、いくら酒を飲むのが好きでも、三次会ともなるといささか疲れてだれてくる、みたいな感じ?

この飽食の後、アンコールまでは要らないかな、と思ったが、あった(笑)。

K249の行進曲。曲の終わりのところで、ホーネック氏が立ち上がって、ヴァイオリンを弾きながら、下手の舞台袖へはけて行く演出だった。

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楽しい演奏会だった。今井先生のすばらしい演奏を聴けてよかった。

21時頃終演。表に出ると、来た時の雨は止んでいた。

来年3月、浜離宮朝日ホールで行われる今井先生の演奏会のチケットは入手した。

また、紀尾井ホールでは、マウントあさま管弦楽団として、来年2月、ベートーヴェンの4番、7番を演奏する予定。