naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

佐治薫子先生に初めてお目にかかる

9日(日)の浦安市民演奏会本番の終演後、佐治薫子先生とお目にかかった。

 

我が浦安オケが誇るコンミス、Rちゃんを始め、佐治先生の薫陶を受けたオケ仲間が、団内外にいる。

 

そうした人たちとの交流の中で、佐治先生の指導の厳しさや人となりについては、幾度となく聞く機会があった。

 

以前、NHKで放映された、先生のドキュメンタリー番組は、妻と一緒に観た。

 

また、それとは別に、私自身の縁戚関係にも、先生との関わりがある。

 

一昨年亡くなった伯母(母の姉)は音楽教師だったが、上総松丘への赴任を命ぜられ、同じ木更津出身の佐治先生に、赴任地の交換を頼み、千葉市の緑中に赴任した。一方、佐治先生は上総松丘に赴任し、これが今日に至る、先生の千葉県各地での音楽教育の功績の出発点となる。

 

また、やはり木更津の父方の従姉は、佐治先生と同級生だった。

 

そんなさまざまなつながりがありながら、これまで先生との面識を得る機会はなかった。

 

それが今回、お目にかかるに至ったきっかけは、このブログであった。

 

同じマンションの知人であるT氏との間で、佐治先生の話題が出たのをきっかけに、先生についての本、「バッハ先生と1000人の子どもたち」を借りて読み、そのことを記事に書いた。

 

   バッハ先生と1000人の子どもたち
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/66029893
 
それを先生ご自身が目にされ、そこに書かれていた、前記の伯母との関わりなどを読んで、記事の筆者である私に会いたいということで、愛弟子である、浦安オケのコンミス、Rちゃんに連絡をとり、市民演奏会の本番に足を運んで下さったのである。

 

本番3日前の6日(木)に、Rちゃんからメールをもらった。佐治先生が本番を聴きに来られると連絡があったが、naokichiさんとも会いたいとおっしゃっているので、終演後、舞台袖に来てほしい、との内容だった。

 

そして、当日、9日。本番が終わり、楽器をかたづけているところへRちゃんが呼びに来たので、下手袖へ急ぐ。

 

佐治先生との光栄な初顔合わせとなった。

 

Rちゃん、それからヴァイオリンのエキストラの方も佐治門下とのことで、その場におられ、何人かで立ち話をした。

 

お話をうかがうと、先生は定期的にネットを検索して、ご自身に関する情報を確認されているが、先日、検索したところ、私のブログ記事がヒットしたとのことだった。

 

ブログ記事は匿名で書いているので、私の名前などがわからない中、浦安オケや市民演奏会についての記事もあったことで、Rちゃんに連絡をとったとおっしゃっていた。

 

私からは、もちろん、今回の対面のきっかけとなった伯母との関わりについて話をしたが、併せてお話しした従姉の件は、ご存知なく、大変驚いておられた。

 

持参した佐治先生関係の本に、サインをいただいた。

 

また、思いがけず、先生が音楽監督を務める千葉県少年少女オーケストラのCDをプレゼントして下さり、大いに恐縮した。

 

(話しているところへ、浦安ユースオーケストラのトレーナーの、ヴァイオリンのA先生が通りかかって、話に加わった。A先生は佐治先生とは初対面とのことだったが、今、ユースオケを指導している話をされ、近い内に、少年少女オーケストラの練習を見に行かれることになった。この舞台袖での会話が、浦安ユースにとって、何か新しいひろがりに結びつくと良いと思う)

 

Rちゃんによると、先生が浦安オケの本番を聴きに来られるのは、初めてなのだそうだ。先生とこんなにゆっくり話すのは初めてかもしれない、とのこと。

 

先生と門下生の方々との話を聞いていて、長年の師弟関係による強い絆を感じた。長い年月が過ぎる中、千葉県内の至る所で先生が撒かれた種が、そこここに花を咲かせているのだ、と。

 

また、私も、Rちゃん始め、門下生の方々と一緒に演奏することを通じて、ほんの部分的にであっても、先生の教えを受けているのかもしれない、と思った。

 

思いがけず、本当に貴重で光栄な時間を過ごすことができた。

 

※佐治先生に関する過去記事
    ウインドミルオーケストラ第36回定期演奏会
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/61468071
    忙しい1日でした
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/62617838
 
※伯母に関する過去記事
    第22回浦安市民演奏会本番終了<4> 個人的な特別の思い
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/60654293
    伯母の死
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65529560
    亡き伯母の数知れぬ思い出
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65529565