10日(日)は、マウントあさま管弦楽団の本番前日練習。午前、午後の1日練習だった。
今季は、4回の事前練習の内、初回、12月8日(土)の弦分奏は、浦安市民演奏会のGPのため欠席。
12月25日(火)夜の合奏には参加したものの、続く1月14日(月)の1日練習は、イタリア出張と重なって、再び欠席。
それ以来の練習参加が前日練習。2勝2敗となった。
折からの3連休、本来なら家で静養したいところだが、初日の9日(土)は、雪の降る中、地域の行事があって出かけざるを得ず、2日目はこのオケの1日練習、3日目は本番という、あいにくのハードスケジュールである。
この日の練習に向けて、前日の9日は家で少しさらっておこうと思ったが、少し弾いただけでしんどくなってしまい、30分が限界だった。
練習に向かう電車の中では、とりあえず今日1日、楽器を弾くことができるかどうか、それも力の要るベートーヴェンの音楽を演奏できるのか、不安で仕方がなかった。様子によっては、絶対に外せない明日の本番に備えて、途中で切り上げて帰ることも想定した。
9:30、いつもの大久保のクラシック・スペース★100に集合。
練習冒頭、指揮の横島勝人先生から、マウントあさま、宇奈月オペラで関わりの深かった、松本のU先生が前の週に亡くなられたことにつき、沈痛な表情でお話があった。全員で黙祷を捧げた。また、本番では、アンコールとして、U先生への追悼の気持ちをこめて、ベートーヴェンの7番の2楽章を抜粋の形で演奏することが伝えられた。
諸連絡事項があった後、10時頃チューニング。
ベートーヴェンの4番からスタート。
1楽章、2楽章。
しばらく弾いてみて、体調はよくないものの、何とか大丈夫そうだ、と感じることができた。少しほっとした。
楽器を弾くことが、あるいはベートーヴェンの音楽が、自分の身体に力をみなぎらせてくれているような気がした。
休憩をはさんで、4楽章、3楽章と練習した。
12:45頃終了し、1時間の休憩となった。
ここで思わぬ人から声をかけられた。元浦安オケヴァイオリンのHさんである。彼女は、2年少し前に、ご夫君の転勤に伴って大阪に転居されていた。実は、午前の練習で、Hさんに似た人がいるなあ、とは思っていたのだが、こっちに戻ってきたとの連絡は受けていないので、よく似た別人だろうと考えていた。
話を聞くと、同じ元浦安オケで、毎回参加しているMちゃんに誘われて、大阪から通っているのだそうだ。それはそれは、と再会を喜んだ。
午後の練習は、7番。
練習が始まる前に、来年、2020年に計画されている演奏旅行について説明があった。
6月8日(月)に出発し、16日(火)に帰国する、9日間の日程で、ウィーンの楽友協会で、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」を、またリンツのザンクト・フローリアン修道院で、ブルックナーの7番他を演奏するとのこと。
うーん、楽友協会やザンクト・フローリアンで演奏できるなんて、一生に一度あるかないかのチャンス。是非行ってみたいところだが、6月となると、株主総会対応を担当する現在の職場にいる限り、不可能だ・・・。
7番は、4番と同じく、1楽章、2楽章、4楽章、3楽章の順に練習した。
初回合奏以来の練習。2曲とも、何とか思い出せた。本番前日、これで良いのか、と思いつつも、それ以前に、現状の体調からすると、ともかくも予定の1日練習を、途中でリタイアせずに弾き終えることができて、とにかくよかったというのが正直なところ。
早々に帰宅して少しでも早く寝るべく、会場を後にした。