松本滞在2日目。
午後と夜は、松本モーツァルト・オーケストラの練習があるが、午前中は空いているので、プチ観光に出かけた。
前日、Facebook上で、大学オケの先輩のHさんとやりとりしていて、中央3丁目にある、「まるも」という喫茶店のお薦め情報を得た。
Hさんが2年生、私が1年生だった1975年の3月に、演奏旅行があった。もう44年前のことだ。
最終公演地が松本だったのだが、その時に、Hさんがこの店に入ったことがあるのだそうだ。
8:00開店なので、それより早めに行ってみたら、人気店のようで既に10人くらいの行列ができている。
開店時刻になったが、この店は、並んでいる人をいっぺんに入れることをしない。1組ずつ順番に招き入れるやり方だ。
我々が入れたのは、開店後20分くらい経ってからだった。
店内は結構広い。アンティークな感じのとても良い雰囲気だ。
店内には、モーツァルトのフルート・コンチェルトの1番、続いて2番が流れていた。
見ると、LPレコードやCDがたくさんある。名曲喫茶、といった雰囲気だ。
モーニングセットを注文する。
見ていると、1組ずつ入ってくる客から注文を取り、厨房でその注文の品にめどがつくと、厨房のチーフらしい男性が、次のお客さまを入れて下さい、と店員の女性に声をかけている。
そんな流れで、しばらくすると店内の席が埋まった。
モーニングセットはとてもおいしかった。サラダのドレッシングがすばらしかった。


この店、目の前の橋が、「一ツ橋」という名前。母校と同じ名前の橋がここにあるのは偶然だろう。44年前、Hさんが来た時にも、話題になったかもしれない。


この喫茶店は、「まるも旅館」という旅館の一部なのだそうだ。
旅館の創業は慶応4年、今の建物は明治21年の建築とのこと。

上の写真の左手の通りを入った側に、旅館の入口がある。

まるもの後は、旧制松本高校に行ってみることにする。
タウンスニーカーという周遊バスが巡回しているので、利用した。
まるも旅館の前を徒歩で抜けて、バスが通っている中町通りに出る。蔵の町と呼ばれるようで、栃木市を思い出す。


「はかり資料館」という停留所から乗って、「旧松本高校」で下りる。
旧制高等学校記念館。

旧松本高等学校本館。

あがたの森公園の池。



再度タウンスニーカーに乗って、「バスターミナル北」で下りて、ホテルに戻った。
昼食は、できれば蕎麦が食べたかったのだが、連休中だし、いつも行く松本駅の榑木野を始めどこも混んでいるのではないかと予想された。
午後の練習に遅れて行くわけにはいかないので、ホテル内で食べることにして、内線で中華料理店を予約した。
そのまま出られるように楽器を持ち、11:30の開店に合わせて入店。
