naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~とにかく譜読みしないと、ブルックナー

新浦安駅前には、まだ雪が相当残っている場所が。このへん、昼間でも日が当たらないのかな。

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日 時 : 2013年1月20日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : 団内指揮者K氏
内 容 : 合奏
曲 目 : ブルックナー(4楽章)、ドンジョヴァンニ、パリ(2楽章)
弦人数 : 5・6・4・4・3
弓の毛 : 無事

今日の合奏は、まずブルックナー4番の4楽章から。

4楽章を弾くのは2回目かな。他の楽章はもっと回数弾いているんだけど。

それにしてもこの楽章は・・・。

他の楽章は、拍子や形式が比較的わかりやすいが、このフィナーレは、ちょっとまだわけがわからない感あり。

拍子がしばしば変わる。と言っても、4分の4と2分の2の交替だが、そこで基本テンポがどうなるのか、わからなくなるところがある。
実際、今日は、ヴィオラだけ全員が倍遅いテンポで弾いてしまい、音楽は区切りがついたにもかかわらず、ヴィオラだけがいつまでも残って弾いていた、という箇所があった(恥)。

あと、2拍3連音。4分音符3つのと、2分音符3つのが交替して出てくる場所があって、このへんもわからない。

そして、ブルックナーと言えば、弦にも容赦のない分散和音。

こんなのだとか。
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こんなのだとか。
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こんなのだとか。
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これねえ、ピアノならともかく、弦楽器奏者にとっては大変だよ。
ブルックナー以外の作曲家で、弦楽器奏者は、こういう分散和音にはなかなか直面しないんじゃなかろうか。

指導のK氏から、「こういうのは、早い内に一度トレーナーのY先生の分奏で、ポジションのとり方をきちんと教えてもらって下さい。こう弾く、というのを決めておいて練習することが必要です」と話があった。
確かにそうだ。

私だけかもしれないが、まだ楽譜そのものが全然読めていない(汗)。
上のような分散和音は、大体、このへん指で押さえて、このへんで移弦しとけば、それらしく鳴るかな、みたいに適当に弾いている状態。エアヴィオラ?(爆)

いや、これじゃいかんな。合宿の時に、空き時間に徹底して譜読みをしよう。
一つ一つ、ポジションとフィンガリングを自分なりに考えないと。
(今年に限っては、合宿では、アンサンブルで遊んだりしていられないな)
隣で弾いているトップのSさんは、既にそこはできあがっている様子。偉い。

大体、音符が読めたとして、それはまだ出発点でしかないものね。
「そう書いてあるから弾いている」というのではだめなわけで(今はそれ以下なんだけど)。
そう書いてあるから、でなく、どういう音楽を感じ、作っていくか、というところまでいかないといけない。
(金管の皆さんは、この点、先を行ってる感じがする)

このことは、ふだん、どの曲をやる時にも言えることだが、今回のブルックナーばかりは、今いる地点が極度に低い。
(あくまで私の場合ですが)

あー、ついでですが、ごらん下さい。この4楽章の最後のページ。
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丸々1ページ、トレモロでない音符がただの一つもない。
(あ、よく見たらあった。最後の音符(笑))

そして、このページも。曲締めに向けては、それに加えてまたまた分散和音。
練習記号Yあたりからは、厳しいよ~。Zからはト音記号だもんね。

休憩の時に、K氏と少し話した。
「4楽章は異形ですよね」と言ったら賛同された。


ブルックナーの後だからほっとできるかと言うと、モーツァルトだからねえ・・・(苦笑)。

この曲、シャキッとした音で、軽くひと刷毛、という感じで奏でられたら理想なのだが、そういう感じはまだまだ出てこない。オケ全体が機敏にぴったり動けないといけないんだろうが。
あと、この曲には多少のデモーニッシュさも必要だし。

それにしても、曲自体は、短いけどまさに神品だね。
音符を見ると、ほんとシンプルそのものだけど、木管の使い方、弦の書き方。ほんとに神品。

今回、コーダは演奏会用のものを使うが、何だかちょっと、取って付けたような感じだなあ。
オペラ用のコーダでやりたい気がする。あれはあれで静かに終わるから、何か変かもしれないけど。

再度休憩の後、モーツァルトの31番「パリ」の2楽章。

これ、今のところ、何かつまらなく聞こえる気がする。

基本的に、毎週の練習は、最初にブルックナーをやって、その後モーツァルト、という順番になっているが、それがいけないかもしれない。

ブルックナー、確かに苦心するんだけど、その後のモーツァルトって、何か安易になってしまうというか、モチベーションが落ちてる感じがないだろうか。

序曲や「パリ」の両端楽章はまだいいにしても、このゆっくりした楽章などは、どうも、つまんなさそうに弾いてしまいがちになる。いかんいかん。

来週、そしてその次の週は、都合により欠席。日曜日の浦安だけでなく、前日夜のユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)も欠席。
きれいに2週間、オケから離れる。さみしいな。

その後は、合宿だ。

※練習往復に聴いた音楽
    ヴェルディ ラ・トラヴィアータ
       C.クライバーバイエルン国立歌劇場管(全曲盤)
    ヴェルディ オテロ
       カラヤンウィーン・フィル(全曲盤)
    エルガー エレジー、ソスピーリ
       バルビローリ=ニュー・フィルハーモニア管
    エルガー 弦楽セレナーデ
       バルビローリ=シンフォニア・オブ・ロンドン
    ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」からイゾルデの愛の死
       C.クライバードレスデン国立歌劇場管