naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

生まれて初めてのテナー記号~ご近所アンサンブル月例練習

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   練習に使わせていただいたNPOの事務所




17日(土)は、13:00からご近所アンサンブルの月例練習。

今回は、いつものマンションの集会室がとれず、昨年12月に使わせていただいた、千葉駅近くのNPOの事務所をお借りした。

セカンドヴァイオリンのHiさんが既にこられていて、私が着いて間もなく、ヴィオラのTさんも到着した。
あとの二人が来ないので、Hiさんが連絡をとったところ、ファーストヴァイオリンのHoさんは、これから出るとのことだったが、チェロのIさんは、事情があって来られないということになってしまった。
先月に続いて、フルメンバー揃わず。あいにくだ。

Hoさんの到着を待つ間、Hiさんが持ってこられた楽譜で合わせることにした。

モーツァルト ディヴェルティメント K439b
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの三重奏。
本来は管楽合奏の曲らしい。

チェロがいないので、私がチェロの楽譜を弾くことにした。

このディヴェルティメントの楽譜は、1番から3番まであり、とりあえず1番から始めて、2番までやった。
いずれも5楽章編成で、両端楽章が速く、3楽章はゆっくりした音楽。そして、2・4楽章がメヌエット
いかにも元は管の曲という感じがする。両方とも変ロ長調だし。

しかし、ヘ音記号で弾いて、たとえば音階で下がっていくと、ヴィオラの最低音のcより低いbなんかがあったりする。そのbだけ、あわててオクターブ上で弾く。めまぐるしいが結構面白い。

2番まで弾いたところで、Hoさんが到着。

チェロがいない、ヴァイオリンとヴィオラ2人ずつで、さて何をやろうかという話になり、Hoさんが持ってこられた、モーツァルト弦楽四重奏の楽譜で合わせることにした。

行きがかり上、引き続き私はチェロの楽譜を弾くことになった。

まず、K575の弦楽四重奏曲ニ長調を全曲。
この曲のチェロにはテナー記号が出てくる。
ピアノの経験があるから、ヘ音記号は読めるものの、テナー記号は読めない。
半世紀以上生きてきて、テナー記号の楽譜で演奏するのは、正真正銘初めてのことだ。
いきなりは無理。えーと、ここがcだから、と数えながら五線をたどる。
いつも見慣れたアルト記号よりも3度上、五線の上から2本目がcの音になる。そうは言っても、ヘ音記号ですら途中で読み間違って、アルト記号で読んで弾いてしまったりしているのだ。とっさの読みかえは難しい。
とりあえずは、テナー記号に変わるところの頭の音が何なのかだけは押さえておいて、あとは、それを起点に音の上がり下がりをさぐっていく、というやり方。
なかなかうまくはできなかったが、何とか弾き通した。疲れた。

次に、K465、「不協和音」ハ長調
K575は、日頃あまり聴かないし、ヴィオラでも弾いたことはなかったので、その意味でも大変だったが、K465の方は経験がある。
7年くらい前に、浦安オケで団内カルテットを組んでいたことがあり、その時にだいぶ練習した。お台場で合宿練習までしたものだ。ということで、曲にはなじんでいる。
しかも、こっちはテナー記号は出てこない。ヘ音記号だけだ。よかった。
これも全曲通したが、今日は会場が3時間しか確保できなかったので、4楽章まで弾き終えたところで、時間がきた。

ということで、いつもよりはちょっと物足りない感じで終了。

今日は、我々の課題曲である、K515の弦楽五重奏曲には手がつかずに終わってしまった。
それと、私にとっては、この3時間、ヘ音記号かテナー記号の楽譜だけ。とうとうアルト記号の音はいっさい出さずに終わった。こんなことはおそらく空前絶後だろうなあ。
明日のオケ練、間違ってヘ音記号で弾いてしまったりして。