naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

定期演奏会本番終了~1

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  (写真上) 新浦安駅に到着する手前の車窓から。
       木の後ろにのぞいている褐色の建物が美浜公民館。
       ここで練習してきた成果を、今日の本番で!
  (写真下) ステリハの合間に。ステージから見上げる客席。






27日(日)、浦安オケ定期演奏会の本番が、おかげさまで無事終了しました。
そのご報告。

分刻み・・・

前日のGP以上にあわただしく時間が流れた。

昼休みが短いので、いつもなら持って出るステージ衣装(黒礼服)を着て家を出る。

団員集合は10:00だが、ロビーコンサートで演奏するベートーヴェンのゼプテットの最終練習があるので、そのメンバーは9:30集合。

ゼプテットを、30分ほど合わせる。

そうこうする内、全員集合時刻。ホールのステージへ。

10:30からステリハ。
当初予定を15分延長して、11:45まで。それでも1時間15分しかない。

まずは「コリオラン」。これはしっかり通したが、「くるみわり」は、各曲飛ばし飛ばしの練習。
ショス5も、1~3楽章を少しだけやって、4楽章に至ってはまったくさわらず。
「トレパーク」の曲締めのアッチェレ始め、「あとは本番のお楽しみにしとこう」(Y先生)が、いくつもあった。
最後にアンコール曲。

開場は13:00。しかも、ロビーコンサートで弦楽合奏をやるメンバーは、開場前に最終練習である。
時間がない。やはり黒を着て来てしまってよかった。

ステリハから客席に来てくれていた、新入団員のSさんとYさんと一緒に、弁当を食べる。時間がなかったので、あまり相手をすることができず、申し訳なかった。
しかも、食べているところに事務局から、エキストラの皆さんにお渡しするギャラが届いた。これをお渡しすべく、エキストラの皆さんをさがして走り回る。

あと、これは勝手にやっていることだが、ビデオ撮影の準備もしなければならない。

そうこうする内、弦楽合奏の練習の、12:30になってしまった。

予定の曲を一通り合わせたところで、もう開場の時間だ。

ロビーコンサート

列を作ってお待ちだったお客さまが入ってこられた。
早速、団内指揮者K氏の指揮で演奏開始。
編成は、6・4・3・4・2。

人数が多いこともあって、チェロ以外は立って演奏。

  モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章
  アルビノーニ オーボエ協奏曲ニ短調 第1楽章 ※H団長ソロ
  いつも何度でも~「千と千尋の神隠し」から
  となりのトトロ~「となりのトトロ」から
  千尋のワルツ~「千と千尋の神隠し」から

1曲ごとに拍手をいただけて、嬉しかった。

弦楽合奏が終了。
次は、椅子を並べてゼプテット。

  ベートーヴェン 七重奏曲 第1楽章

1パート一人の室内楽というのは、やはりなかなかプレッシャーだ。
さらう時間が充分にとれず、個人的には反省が残った。

今のこのメンバーで、この七重奏の他の楽章も、順次ロビーコンサートでやりたい、という話をしている。楽しみだ。

ゼプテットの後は、木管合奏が始まった。
申し訳ないが、聴いている時間がない。

ここまでの演奏を録画したビデオカメラを持ってホール客席に走り、オケの演奏を録画する準備。

一旦舞台袖に戻ってチューニング、再度客席に走って、録画ボタンを押してまた舞台袖へ。

本番!

ばたばたと走り回っている内に、もうステージに出ないといけない。
緊張しているヒマもない(笑)。
いや、実際のところ、以前は本番のステージでは、ひどく緊張したものだが、最近はそうでもない。
これは、開演前にロビーコンサートで、お客さまの前で既に弾いているのが大きいからではないかと思う。
今回も、わりあいリラックスした状態で、指揮者の登場を待つことができた。

ベートーヴェン 「コリオラン」序曲
チャイコフスキー バレエ組曲「くるみわり人形」
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番ニ短調

アンコール ~ エルガー 愛の挨拶

「コリオラン」が始まってしばらくして、「ずいぶんいい音がしてんじゃん!」と思った。
ステリハの時よりもさらに、充実した音がオケとして出せているように感じたのだ。
他のみんなは、どう感じていたんだろうか。

ともかく、個人的には気分よく「コリオラン」を弾き終え、いい流れで「くるみわり」へ。

「くるみわり」も楽しかったな。
やっぱり楽しい、この曲は。
特に、「葦笛」と「花のワルツ」は、オケやっててよかった、と思えるような時間だった。

さて、メインのショス5だが・・・。
今回のチャレンジ、結果としては上々だったのでは?と思う。

これまでとりあげてきた、古典からロマン派のレパートリーに比べると、「その曲が、弾く本人の身体にしっかり入っていたか」という点では、団員によってバラツキがあったと思う。本番の時点になっても、なお。
特に、「響きの感覚」。周囲から聞こえてくる音、自分が出している音が、それでいいのか、全員が均等につかめた状態で演奏していたかどうか。
このあたりは、いつものレパートリーに比べると、やはり問題があったかもしれない。

でも、かねてこの曲を切望していた金管セクションを中心に、めいっぱい、バリバリ全開の演奏はできたと思う。
チャレンジとしては、今の我々のオケの力量からすると、せいいっぱいのことができたかな、という印象だ。
まあ、オケとしては、それなりに悔いのない演奏(「出来」ではなく)だったのでは?

個人的には、練習を重ねるごとに気に入ってきていた第3楽章。
存分に弾けた。
セカンドトップのIさんと、きっちり合わせながらアンサンブルできたと思う。
ここでも、オケやっててよかったなあ、と実感しながら弾けた。

コンミス、Ykさんのソロも上々。すてきだった。
弾き終わった彼女と視線が合ったので、Vサインを送ったら、照れくさそうな顔をしながら、にっこり笑った。

そしてアンコール。
これまで伏せてきたが、エルガーの「愛の挨拶」でした。

ね、いい選曲でしょ?

最初のメロディは、ピアノとハープの伴奏で、コンミスのソロ。
中間部の直前から木管がかぶり、トゥッティになるという流れ。
ショス5の後には、とてもよかったと思う。

コンミスのYkさんも、ショス5のソロに加えて、本番2日前にこのソロが決まり、大変だったと思うが、きれいなソロで見事だった。
アンコールの後、カーテンコールで袖に下がった指揮のY先生が、小さい花束を持って登場し、Ykさんに渡した。
指揮者への花束が出る前だったこともあって、とても素敵な演出だったと思う。