naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~もう本番前日、GP

日 時 : 2013年11月16日(土) 14:00~19:30
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : 魔笛、コンチェルト(1~3楽章)、悲愴(1~4楽章)、アンコール曲、
      アンコール曲、悲愴(4・3・2・1楽章)
弦人数 : 14・11・11・10・7
弓の毛 : 3本(悲愴1楽章、4楽章、1楽章)

本番前日、GP。

6月のブルックナーの本番を終えて、5ヶ月半の練習期間。結構長くやってきたのは事実だが、何だか短かったような気がする。もう本番なのか、という感じだ。何故だろう。

新浦安に向かう電車の中で、エキストラのMさんからメールが入った。練習に遅刻とかかな、と思ったら、今病院で診察を受けてインフルエンザの診断だった、という連絡。

えーっ?

1週間は引きこもりを指示されたそうで、本番は出られないとのこと。

このタイミングでは要員補充も絶望的だ。

やむを得ない。Mさん、打ち上げにも出て下さる予定だったのだが・・・。

ホール舞台に集合してのGP、最初はモーツァルト魔笛」序曲から。

だいぶいいレベルまでは来ているようで、Y先生からは仕上げの指示がいくつか出た。

次にベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。ソリスト、Tさんとの合わせ。

1楽章から3楽章まで通した後、3楽章から逆の順番で返し練習。

個人的にはまだ確信が持てないままの状態。まわりを見ようとし過ぎて、手元の楽譜を見るのがおろそかになったりしている。

まあ、もう明日だから、腹をくくるしかないな。高望みはせず、ということか。

休憩の後、チャイコフスキー「悲愴」を、1楽章から4楽章まで通し演奏。

1楽章の冒頭部はまだ納得がいかない出来。ヴィオラの魅力の見せどころ、もっとちゃんとできなかれば。個人的にはさらい足りない、というに尽きる。明日は本番直前までここに絞ってさらおう。

4楽章は、オケ全体として、まだY先生のやりたい音楽が身体に入っていない。どうやればいいのか、という手探り感が少なからず残っている。

その後、アンコール曲の練習。

再度の休憩の後、再びアンコール曲の練習。

Y先生からは、指揮をされて演奏している、という感じでなく、もっと奏者だけで自主的にやっている音楽を作った方がいい、との指摘。
開演前のホワイエコンサートでやる、アンサンブルの延長のように、と。

Y先生が振り始めてから、客席に行かれて響きのチェックをされる場面もあり、そういう時は、コンミスを中心に合わせて演奏。

そんな感じでやればいい、と評価された。

次に、「悲愴」の返し練習。4楽章から逆順に。

4楽章は、指揮でなく、コンミスを見るように、との指示。棒が下りても、コンミスが弾き始めなかったら、弾いてはいけない、と。

Ddurの副主題のアウフタクトについては、拍通りにきちんと入るのでなく、弾きたくて待ちきれないように、少し早めに弾き始めるような感じが望ましい、との指示があり、それに沿って繰り返し練習した。

この箇所に限らず、Y先生の指導は、これまで、きちんと合わせることがゴールでなく、そこから何を表現するか、という部分のお話が多かった。

今日も、これだけ合っているので、それだけではもったいない、少し合わなくてもいいので、その先を、という指導がいくつかあった。

3楽章。

この楽章は、できるだけさらっとやりたい、とのこと。ここで力を使い果たしてはならず、その分は終楽章に、と。

2楽章。

チェロのメロディに、もっと余裕がほしい、とのお話があった。

「1,000円しか持っていなくて999円の買物をするのでなく、100,000円持っていて999円の買物をするような感じで(笑)。自分は最高に弾けるのだ、という自信を持って弾いて下さい」と。

1楽章。

Mさんの降り番で、ヴィオラは予定の12人が11人になった。Mさんは表だったので、表5人、裏6人のバランスになった。

Y先生に報告したところ、1楽章の冒頭に関しては、やはりそのバランスではまずい、ということになり、裏をお願いしているエキストラのOさんに、アレグロの前、18小節目までは表を弾いて下さるようにお願いした。

加えて、本来表の人だけが弾く13~16小節目が貧弱なので、ここは裏の人も弾くことに変更。

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その形で何度か練習。

最初の通し練習の時よりは、少し手応えが感じられた。とにかく明日はここをがんばらなければ。

Y先生から、「悲愴」については、「明日は、その場で音楽を作れるようにして下さい」とのお話があった。

決められたことを決められたように演奏するのでなく、その都度、何かあればそれに対応できるようにしてほしい、とのことだった。

練習終了にあたり、コンミスのRちゃんからも話があった。

Y先生の熱い指導で、良い演奏になる気がする。熱くなってまわりが見えなくならないように、いつも以上にまわりに気を配って、アンテナを高くして演奏しましょう、とのお話だった。

今回の定期演奏会は、文化会館を運営している公益財団法人浦安市施設利用振興公社との共催だ。

公社の方のお話によると、チケットの売れ行きが非常に好評で、既に満席に近い来場者が予想されるため、当日券は販売しないとのこと。

これまで、市民演奏会や市民ミュージカルを別にして、我々の定期演奏会で満席の経験はない。

ありがたいことだ。

私個人も、明日に向けての集客活動で、現時点で51枚のチケットをお配りした。

多くの方に聴いていただけることを励みに、明日は良い演奏をしたい。

※練習往復に聴いた音楽
    ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガー
       ヨッフム=ベルリン・ドイツ・オペラ管(全曲盤)
    ストラヴィンスキー 「火の鳥組曲
       小澤征爾=ボストン響
    ストラヴィンスキー 春の祭典ペトルーシュカ
       バーンスタインニューヨーク・フィル